表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
7/58

第五話 ステータス

 「どこだよ、本当に」


 鬱蒼としたジャングルの中に俺は一人立っていた。今日の何度目かわからない言葉を口にする。ゆっくり回りを見渡す。

 辺りは木々と苔、雑草や蔦。うねり曲がった木々。そこから太陽の木漏れ日が入ってくるが入ってくる。逆に地を這っている苔の類は地面を緑に染めている。


 飛ばされた場所が最悪だ。


 せめて、人工物のある場所……そうでなくても、人が住んでいる場所がよかった。


 事前に異世界は、中世ほどの文明度に、「魔法」というファクターが追加された世界、と聞いている。ということは、未開地がまだまだ山ほどあるということで……


 「もう詰んでない……?」


 早くも、軽く絶望案件。


 俺は、せめてもの期待を込めて、歩くことにした。


 だが、それすらもままならない。


 まず、場所が場所であるため、足に蔦や、その他諸々がひっかかってすぐ転ぶ。別に俺がどんくさい訳ではない……と信じているが、この量の草木は、いささか未開の地といっても異常なほどだ。歩きづらさに磨きがかかっている。


 「まずは、寝る場所の確保かな?」


 俺はもう一度辺りを見るが、全体的に暗い雰囲気なので、見づらい。


 「てか、住む場所を創ればいいじゃんか。【家】を創りたい」


 ……無視された。


 もしかして、使い物にならない……?


 俺は若干動揺しながら、考える。


 「よ、よし。じゃあ、物を探す【技能スキル】とか欲しいなー」


 洞窟などを見つけて、そこで過ごすのはどうだろうという考えだ。一から家を造るなんて論外だし、自然のものを利用した方がいい。


 【該当技能:全百件越え……獲得可能な技能を抽出中……完了】


 声が頭の中で反響した後、目の前にホログラム的な画面が現れた。


 【探索】

  ※自分を中心とした一定の距離内の物がわかる。【地形把握】と併用可能

 【捜索】

  ※自分を中心とした一定の距離内の対象の場所がわかる。

 【鷹眼】

  ※視界を広げる

 【魔眼】

  ※対象のステータスを知ることができる。物質の詳細ステータスを知る事が可能。魔眼系統の技能スキルの獲得に必要な技能スキル


 ある程度、技能スキルがピックアップされたようだ。この中から選べってことだろうな。


 「でも、技能スキルを創り出せるのは一日一個って言ってたしな……慎重に選ばなきゃ」


 俺はそう思い、各技能の説明を読んでいた。

 恐らく、現状に一番有用なのは【探索】だろう。ただ、【魔眼】は鑑定系の技能スキルとして有用だし、これからにも重要だ。逆に探し物をしているわけではないから、【捜索】はいらない。


 「一番有用なのは【探索】なんだよな」


 よし、決めた。今日は【探索】にしておこう。


 【【探索】を創造しています……完了】


 また声が反響した。創造できたらしい。


 【漂流者】天野翔

 【ランク】Ⅰ

 【天職】

 【特殊技能ユニークスキル

  【創造権能】

  【技能奪取】

 【技能】

  【幻視】

  【探索】

 【魔術】

  【火属性魔術】


 ステータスを見ても【探索】が追加されている。


 「【探索】詳細」


 【探索】Ⅰ

  【分類】探索系

  【希少度レアリティ通常ノーマル

  【説明】自分を中心とした一定の距離内の物がわかる。【地形把握】と併用可能。【探索】と唱えることで使用可能。


 一応、開いてみたが、さっきと同じことしか書かれてなかった。


 「まぁ、使ってみるか。【探索】!」


 唱えてみる。すると、自分から大体五十メートルぐらいの距離内のものが感覚的にわかった。でも、大まかなものだ。木が生えているとか岩があるぐらいの精度だ。


 「自分を中心とした、大体五十メートルくらいの範囲がわかるのか。結構便利だな」


 俺は呟き、歩くことにした。

 【漂流者】天野翔

 【ランク】Ⅰ

 【天職】

 【特殊技能ユニークスキル

  【創造権能】

  【技能奪取】

 【技能】

  【幻視】

  【探索】←New

 【魔術】

  【火属性魔術】

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ