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オタクはチートを望まない  作者: ひゅうが さいおーま
第2章 シェラリータ
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第11話・悲しい出来事

拙い文章ですが、よろしくお願いします。

もうしばらくしたら更新頻度が不定期になってしまうかもしれません。

「スキルを知らないんですか?」


「すきる?」


零(こぼ)れ落ちんばかりにカッと目を見開く受付譲さん。

現在、俺は冒険者登録中。

お金が無くてヒヤヒヤしたが何とかなった。

自分の名前、年齢を書く書類も難なくパス。

あ、ちなみに俺の年齢は17歳な?

そして今現在、ギルドカード発行に向けた手続きをやっているところである。


「あなたの今の能力を、数値化したものです。それを参考に、冒険者ランクを決めるのです。

知らない人は始めて見ました。」


「何それ、自分の能力が分かるの!?すごくない??」


地球にはそんなの無かった。

有ったらさぞ便利・・・いや、地球じゃいらないか?


「ではこちらの水晶に手をかざして、『ステータス』と念じてみてください。」


言われたとおりにしてみると、水晶が虹色に光った。

そして上に液晶画面っぽいものが浮かんだ。

こんなん書いてありました。


名前    :カイト・スズキ

年齢    :17歳

レベル   :1

HP(体力) :480/522

MP(魔力) :1549950/1550000

STR(筋力) :210/211

DEX(機敏) :730/730

スキル   :好きなのを好きなだけ♪


「「・・・・。」」


最後のはなんだろうか? 突っ込んだら負けとかのアレだろうか?

ナゾ過ぎるステータスである。

数字もなんか、やたら多いし。

顔を上げると、受付譲さんがこれまでに無いくらい驚いたような顔をしている。

こうしてみると、結構かわいい。


「・・・あ・・・・。」


ヤバイ。心読まれただろうか?

正気を戻してきたようである。 受付譲さんが俺と目を合わせる。


「す、すいません!!!!! ギルドマスターを呼んできます!!!」


ものすごい剣幕で、カウンターの後ろにあるドアへと飛び込んでいった。

周りの人たちの視線が一挙に俺へと集まる。 

な・・・何なんだ、いったい・・・


◇◇◇


「君が、驚くべきスキルをはじき出したカイト君だね?」


「は・・・はい。カイトは俺ですけど・・・」


今、俺の前には細身の五十歳位の黒いマントを翻(ひるがえ)したおじさんが、ソファーに腰掛けている。   威圧感がパない。視線だけで人を殺せそうだ。

右斜め後ろにはさっきの受付譲さんが静かに控えていた。

ここはギルドマスターさんの私室らしい。

受付譲さんが戻ってきたかと思うと、俺をここへと連れてきた。

余計に周りの注目を浴びたのは言うまでも無い。


「私はギルド協会のシェラリータ支部長のガジェットだ。冒険者ランクはSだ。」


・・・いまいちピンとこない。

冒険者ランクSというのは、スゴイ事なのだろうか?

言葉のニュアンスから恐らく、すごい人らしいことは分かったが。


「早速だが、この水晶に手をかざしてくれないか?君の能力を見たい。」


俺は先ほどのように、水晶に手をかざしてみた。

再び虹色に輝き、先ほどの液晶画面が映し出される。


「「「・・・・・。」」」


先ほどの受付譲さんのように、ガジェットさんが固まった。

正直、何に驚いているのかがさっぱり分からない。

ガジェットさんは何かを理解した様にうなずくと、隣の受付譲さんに何かを耳打ちし、彼女は一礼すると颯爽とこの場を離れて行った。


ガジェットさんは再びこちらに向き合うと、ふぅ・・・と一息つき、額の汗をぬぐった。


「君は今日、この街に来たらしいね。 それまではどこで何をして、暮らしていたんだい? もちろん、答えられる範囲で結構だ。」


腕を組んでこちらをじっと見つめてくるガジェットさん。

・・・ここは正直に言うか・・・? いやダメだ。 それこそ頭おかしい(以下略)

う~ん、でも嘘ついてもこの人はすぐに見抜いちゃうだろう。 印象くらいよくしておきたい。


ここはやはり鉄板の方法で・・・



「実は・・・」


「うむ?」



◇◇◇



夕方、お勧めの宿もガジェットさんに教えてもらって意気揚々とギルドを出る。

ポケットには真新しい、Cランクのギルドカードが入っている。

お金? なんか知らんが「ギルドカードの慰謝料(いしゃりょう)だ」とか言って、ガジェットさんが金貨を三枚もくれた。

これで今夜はたぶん、飯と宿にありつける。


あっそうそう、俺の過去だが気がついたら森にいて、それ以前のことは覚えてないと言った。

目をまあるく見開いたガジェットさんと受付譲さんの顔が、今でもありありと目に浮かぶ。

一応は信用してくれたらしい。

・・・だって、俺まだこの世界のことよく知らないし?


ガジェットさんからは、冒険者になるならと、武器屋や服屋の場所を教えてもらった。

考えてみたら俺は、学校帰りの学生服のままである。

ここではこの服装は、あまりに目立ちすぎる。

お金もあることだし、このあたりの普通の装いになろう。



あと、悲しい情報だ。

この世界に鉄道は、無い。

ガジェットさんいはく、移動手段は基本、馬車か徒歩らしい。

女神様。 いや、うっかり駄女神様。

次に会ったら腹パンの刑だ。

この世界での俺の楽しみはこれで、無くなった・・・ 

は?ドラゴンなぞ知らん!


空(す)きっ腹も忘れてしまうほど、俺は落ち込むのだった・・・














やっと主人公のスキルが書けました・・・

ちなみにこれ、ほぼ突貫で書いたのでんんっ?と言う部分があるかもしれません。

どうか、お目こぼしください・・・

それから、一般Cランク冒険者のステータスは以下のようになっています。


レベル   :31

HP(体力) :400

MP(魔力) :150

       (魔法使いの場合は1000)

STR(筋力):750

DEX(機敏):180

スキル   : 普通は一属性

       (例:火炎Lv.2 家庭火Lv.5 など)


ご参考までに・・・

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