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竜獣士  作者: ゆめ
19/78

~迷子19~

数回壁を叩いた後動きを止め「ここか··」と呟く、前足に力を込めると「ガコンッ」という音と共に壁の一部が凹んだ。

映画などでよく見る仕掛けだ。実際にこの仕掛けを目の前で見られるとは思ってもいなかった。


大きな音と共に少しづつ扉が開き出す。この扉の向こうには、どんな空間が広がっているのだろうか。ゆっくりと開く扉を焦れったく思う。

早く中が見たい。私の好奇心は最高潮に達している。少し空いた隙間から中を覗き込もうとすると「危ないぞ」と少しからかう様な声で狼に制止された。恥ずかしい··気になるものが目の前にあると周りが見えなくなるのは悪い癖だ。


「さて、扉が開くまで少し時間がかかるだろう。それまでの間私の事を少しだけ話しておこう」


そう言われて私はまだこの狼の事を何も知らない事を思い出した。聞きたい事は沢山あるが今は狼の話を聞くことに集中しよう。


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