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竜獣士  作者: ゆめ
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~迷子17~

私はこの言葉に引っかかった。ダメ?試す?どういう事だろう。何が駄目なのだろうか。何を試すのだろうか。確かに私が衣服を持ち逃げしないと言う確信はない。貴重な物だと言っていた。持ち逃げする価値は確かにあるだろう。しかし持ち去ったところですぐに見つかるだろう。私はこの世界を何もわかっていない。帰る場所もない。何より相手は狼だ··逃げること自体不可能だろう。その事を理解できないほど目の前にいる狼は馬鹿じゃない。なら何を試す?私の頭では理解できない。素直に狼の言葉を待ってみよう。


「お主に衣服を渡す。ただ一つ必ず守って欲しい約束がある。この約束を守らなければ恐らくお主は死ぬだろう··良いな?必ず守るんだぞ」

狼の言葉を聞きゴクリと唾を飲む。少し考えた後コクリと首を縦に振る。私が了承した事を確認してから、狼が話を続ける。

「もし衣服を着用した際に体に違和感を感じたらすぐに衣服を脱ぎ捨てろ!良いな?必ずだぞ?詳しい話は、お主が適合した時に話すとしよう。では、ついてこい」

そういうと狼は歩き出した。


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