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竜獣士  作者: ゆめ
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~迷子16~

気になるところで言葉を切られた。これも狼の意地悪だろうか?だとしたらこの狼相当性格が悪い。自分がからかわれている事に気分を悪くする。

私の考えはお見通しなのだろう。

私が気分を悪くしたと感じた狼は「むぅ··」と声を出す。

少しの間沈黙し狼が口を開く。


「ここにお主が着れるものは一つしかない。だがそれはとても貴重な物だ··。お主に渡していいものか。」


そう言った後また狼が口を閉ざす。

時間で言えば数秒。しかしその数秒がとても長く感じる。知的で全てを見据えている様に思えた狼がこれ程までに悩んでいるのだ。それほど貴重なものなのだろうか?今は狼が口を開くのを待つ事しかできない。


「よし」狼が決意したように声を上げる。一息置いてからこう続ける。


「ダメならダメで仕方がない。試してみようか…」


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