きみのこと
沢山の出逢いの中で
ただ一つの別れがあった
それも沢山の一つでしかないのかもしれないけど
僕にとっての君はひとりだ
ある日突然現れて
気付いた時には空気に
融け込むように逝なくなってた
会えなくなってから君のことばかり探す不思議
会えなくなってから君のことをもっと
好きになっていく不思議
君を知ることができた喜びが溢れる
君を知ってしまった哀しみが押し寄せてくる
沢山の出逢いは後で
今はただ一つの別れの話
沢山繰り返してることの一つかもしれないけど
僕にとっての君は君しかいない
気付いたら出逢ってた
僕の狭い世界に飛び込んできて
気付いたら逝なくなってた
会えなくなってから君のことばかり考える日々
会えなくなってから君のことをもっと
知りたくなるばかり
君を知ることができたこと 後悔しないけど
君の知らない姿ばかり
君のいない世界で知っていくよ
もっと君のことを好きになれると思っていた
もっと動いてる君のことを好きになれると
もっと時間をかけて
もっと長い時間の中で
そんな奇跡は簡単に転がっていない
君がいなくなってやっと気付けたんだ
君を知ることができた喜びが溢れる
君を知ってしまった哀しみが押し寄せてくる
君を知ることができたこと 後悔しないけど
君の知らない姿ばかり
君のいない世界で知っていく
いつまでも君のことがきっと好きだよ
喜びと哀しみと 笑顔と涙と
これからも“君”に触れることで
僕の中に溢れていく
いつまでも“君”は生き続けていく
(C)Aoi Tact
もうすぐ6年・・・前・・・のものになろうとしている詞でした。
その前の年末に亡くなってしまったミュージシャンのことを考えながら書いていたと思います。
そのせいか、なんとなく「僕」と「君」の距離感があまり近くないような気がしています。
彼が亡くなってから彼が作った曲を沢山好きになりました。今もたまに不意打ちでぐっとくるものがあります。
でもそうやって、忘れずにいたいですね。
ギターソロに近いシンプルな音と、声をあてている感じで。
BUMPの藤原基央さんの声をイメージで脳内再生していました。
一部音を忘れている部分があることに気づいて、思い出している最中です←