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俺達の船長がこんなにも頼り無い!  作者: 乃々原とむ
船長にすらなっていない凡人学生の一日目
2/3

・・・状況を説明しよう。


いつもどおり学校が終わって家に帰ってきたんだ。俺は帰宅部なので、部活は無い。

そしたら玄関に不審者がいた。凄く高そうな服を着ていたし、この街に金髪の人なんてそんなにいなかったから、声をかけるのを躊躇ったのだ。


でも向こうは振り向いた。人の気配がしたんだろう。そのときの顔。驚きと嬉しさが混じった顔だった。

もう一つ俺が驚いたのは、その人が外国人だったということだ。

明らかに日本人より肌が白い。顔も彫が深くて整った顔をしていた。こういうのをイケメンって言うんだろうな・・・


んで、俺が「すいませんが・・・・」と、声をかけようとした瞬間。


「お待ちしておりました・・・美弥(みいや様」



ってね。どういうこったい。

確かに俺の名前は美弥だ。れっきとした日本男児の楠木美弥(くすのきみいやだ。


でも、なんでこいつが俺の名前を知ってるんだ。


あ、もしかして、こいつは俺の生き別れの兄弟で・・・

「・・・・美弥様?」


無いな。兄弟だったら様とかつけないだろう。しかもこいつの方が俺より年上っぽいし。

そろそろ考えても無駄な気がしてきた。聞いてみるか。


「あの・・・貴方、誰なんですか・・・?」

「人間です」


何言ってんだこいつ。


「そりゃあ俺も人間ですよ。その姿で悪魔だったら笑うでしょ。」

「あぁ、そうかここでは初対面の相手にそう言ったりしないのか・・・・失敗した・・・」

「・・・・|(頭)大丈夫ですか」

「・・・・すいません、申し送れました。私はケルド、という者です。今回美弥様のもとにお尋ねしたのは他でもなく、美弥様のお父上・・・楠木令二様のことについてなのです。」


・・・楠木令二。

その名は何度も聞いたことのある、俺の父の名前だった。


「俺の・・・親父、いや・・・父がどうしたんですか」


嫌な予感がして、俺は唇をきゅっと噛んだ。

ケルドさんはゆっくりと口を開く。


「実は、そのお父上が・・・・先日、お亡くなりになられたのです・・・」


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