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夏期講習

 全国の学生が待ちわびた待望あの夏休みがやってきた。しかしその夏休みが一週間も経過しない内に愛生は四度もの登校を余儀なくされていた。全ては夏期講習の存在のおかげだ。いや、愛生の場合は補習と言った方が適切だろう。

 愛生は能力学という科目で毎年のように補習や追試を体験している。筆記においては平均以上の成績をキープしているのだが、肝心の実技は無能力者のため無得点となってしまう。そのためどう頑張っても、愛生は最初から全体の半分の点数しか取れないのだ。そして筆記のテストも簡単に満点をとれるような代物ではない。結果、愛生はこうして毎年毎学期能力学においてのみ赤点をたたき出し、補習の餌食となってしまうのだ。

 さすがに慣れたものだったが、しかしそれでも夏休み中に学校に来なければならないのは憂鬱だった。黒板に文字を羅列する補習担当の教員の背中を見ながら、愛生は小さくため息。するとそのため息を聞かれていたようで、振り返った教員に睨まれた。これを苦笑いでやり過ごして、愛生は再び黒板を書き写す作業に戻った。

 十時からの一時間。お昼休憩を挟み、その後の一時間。計二時間が今日の補習のスケジュールだった。最初の一時間が終了すると、教室内にまばらにいた生徒たちはそれぞれの昼食をとりだして黙々とした食事を始める。そこまで人数が多くないのと、誰もが乗り気でなくテンションが低めのため、この補習クラスでは仲間意識も友情も存在しないようだった。誰もが寡黙な顔で早く時間が過ぎないかと祈っているのだ。どちらかと言えば学校内でもガラの悪い、チャラチャラとした生徒が多いため愛生も話しかける気になれず、寡黙の一人として過ごしている。

 しかしこの昼食の時間だけは別だった。愛生は今朝自分で作った弁当を手にして一人そそくさと教室を後にする。向かう場所は屋上入口、階段の踊り場のようなところだ。速足でそこにたどり着くと、すでに先客がいる。濃い茶色の髪をポニーテールにまとめた小柄な女の子。学校内でも数少ない愛生の友人の一人。亜霧佳苗だった。

「昨日ぶり、亜霧さん」

 何かの雑誌を読んでいた亜霧に声をかける。すると彼女は少しだけ驚いて、雑誌を横に放り投げた。

「き、昨日ぶり! が……あお、愛生くん!」

 最近になって、亜霧は『我王』ではなく『愛生』と呼び方をチェンジさせようとしていた。だがやはり慣れないのか、少しぎこちない。そしていつも名前で呼んだあとは顔を赤くして俯いてしまうのだ。無理しなくてもいいと言ったことはあったが、亜霧は頑として名前呼びを諦めるつもりはないようだった。愛生としてはどちらでも不都合はないので見守っているところだ。

 亜霧もまた夏期講習を受けていた。といっても、愛生のような成績不良者が強制収集される補習ではなく、任意のきちんとした講習だ。そのため受けている教室も違う。特に示し合わせたわけではないが、昼食のある時はこうして二人で食べるようになった。普段の学校の時もこうしてたまに二人で食べていたということもあるだろう。わざわざこんなところで昼食にするのは、学年の人気者である《委員長》と学年の弾かれ者である我王愛生が一緒に昼食を取っているところを見られるのは双方にとって都合が悪いからだ。愛生も亜霧も無用な噂は好まない。屋上ではなく屋上の手前なのは炎天下の日差しの下で弁当を食べるのが辛いから。一度屋上に出た時は湿気もあってかサウナのようだった。

「そういえば、切助は?」

 数少ない友人の所在を亜霧に問われた愛生は苦笑で返す。それだけで言いたいことは伝わったようで、亜霧は深くため息をついた。

「あいつ、またサボりなのね」

 宇治切助。愛生の数少ない。というか、この学校においては亜霧と合わせて二人しかいない友人の内の一人だ。彼もまた愛生と同じ補習を受けているはずだが、愛生は補習の教室で彼の姿を見かけたことがなかった。一度も来ていないのだ。それでも、愛生は特に心配はしていないのだが。切助は不真面目で変わり者で成績も最低だ。こうして補習をサボることも珍しいことじゃない。それでもなぜか当たり前のように進級しているのだから、きっと当たり前のように卒業するのだろう。

「そりゃ、あたしも心配はしてないわよ」

 呆れ顔の亜霧は言う。

「最初はてっきりあたしたちに気を使ってくれているのかと思ってたけど、そもそも補習にこないってことは多分本気のサボタージュよね……」

「気を使う? 僕らに?」

 首をかしげる愛生をなんでもないわとあしらいながら、亜霧は弁当箱の風呂敷を広げた。彼女の斜め横にあたりに腰掛けて、愛生も弁当を広げる。夏期講習が始まって以来、亜霧も愛生のように自分で弁当を作ってくるようになり、お互いおかずの交換などをしながらの昼食が当たり前となった。愛生としては毎度賑やかなようで楽しいのだが、亜霧は毎回愛生のおかずを口にすると少し不機嫌になるのだ。美味しくなかったのかと思い、いつも以上に気合を入れて作ったものを渡すとますます不機嫌になった。理由を尋ねると、「あたしのより美味しいから……」と拗ねるように言った。

 女子ってのはよくわからない。

 負けず嫌いなのだろうか。亜霧の料理も愛生にとっては全然美味しいのだが、それでは納得いかないところがあるのかもしれない。今日もまた、愛生の作った肉団子を口にして亜霧は口を尖らした。

「い、いつも思ってたんだけど、亜霧さんの盛り付けは綺麗だよね」

 なんとかフォローしようと咄嗟に口にした言葉。それに亜霧は思いのほか食いついた。

「ほ、ほんと!?」

 身を乗り出し、顔を近づけて自分の弁当箱を愛生に押しつけるように見せる。少し身を引きながら愛生は答える。

「う、うん。毎回毎回凄く綺麗だよ。やっぱこういうのは女の子の方が丁寧だよね。敵わないよ」

 嘘ではない。実際、亜霧の弁当はいつも綺麗で見栄えがよく、本当に丁寧に作っていることがわかった。だからこそ、愛生にとってはとても美味しいのだ。

「そっか……そういうのでもいいのか……」

 ぶつぶつと何か呟いたあと、パッと亜霧は顔をあげた。

「当然よ! 当然! あたしだってそりゃ……女の子なんだから。このくらいはねっ」

 理屈は不明だが、機嫌は直ったようだった。ほっとする愛生。そんな愛生に顔を近づけたまま、亜霧はまるで匂いを嗅ぐように鼻をクンクンさせた。

「……どうしたの?」

「ん。いや、この時期の男の子ってみんな汗臭くてやんなっちゃうけど、愛生くんは全然そんなことないなぁって。いい匂いがする。女の子みたいね」

「男の子だけどね、僕は」

 亜霧は何度か同じようにクンクンと鼻を動かしていたが、不意にハッとした顔になって、勢いそのまま愛生と距離を取った。

 さっきよりも距離が離れている……。

 何か警戒されるようなことでもしてしまったのだろうか。いつのまにか顔を赤くした亜霧は早口でまくしたてた。

「そ、その! シャンプーとか、ボディソープは特別なものを使っているのかしら? しら?」

 変な語尾が付いていた。

「体を洗う時は、どどどどどどこから洗いますかっ?」

「……それは答えなきゃ駄目ですか?」

 うーん、と愛生は記憶を探るが、思い当たるような節はない。体を洗う順番ではなく、シャンプーのことだ。

「シャンプーもボディーソープも、千歳から貰ったものだけど、特別なものってわけでもないだろうしなぁ」

「その、愛生くんの話によく出てくる千歳って子は愛生くんの彼女なのかしら? しら?」

 ふざけた語尾の割には妙に深刻そうな顔で亜霧が聞いてくる。愛生は笑いながら、違う違うと返した。

「そういうんじゃないよ。昔からの友達。幼なじみってとこかな?」

「……その子、可愛い?」

 ちょっと考えてから、返した。

「うん。可愛いよ。千歳は可愛い」

 たまに凄く怖いけど、と心の中だけで付け加えた。口に出さなかったのは、それこそ怖いからだった。すると、亜霧が愕然とした表情で手にしていた箸を落とした。少しだけ泣きそうにも見える。その反応の意味を愛生は思考し、すぐに答えを思いついたので言葉にした。

「大丈夫。亜霧さんも千歳に負けないくらい可愛いよ」

 箸を落としたおかげで空いた右手で殴られた。

「いやいやいや! 亜霧さん今のパンチなに!? 早すぎて見えなかったよ!?」

「女の子には限界を越えなきゃいけない時があるのよ」

「こんなところで!?」

 さすがに警戒の体勢に入る愛生に冷たい視線を送りながら、亜霧はため息をつく。

「あの、僕はまた何か怒らせるようなことをしたのでしょうか……」

「愛生くんは乙女の心を理解しなさすぎ! 他人と比べて可愛いなんて言われても……いや、嬉しくないわけじゃないけど。それ以上にむかつくのよ! 特にさっきの言い方は絶対駄目!」

「すみません!」

 殆ど反射的に愛生は謝る。亜霧はまだ不機嫌そうな顔をしていたが、一応は怒りを納めたらしくこれ以上の追撃はなかった。

「とにかく、幼なじみというのならそいつは敵よ! 敵! いつか倒すわ!」

 愛生としては千歳も亜霧も数少ない友人なので、できれば仲良くしてほしいのだったが、一筋縄ではいかなそうだった。千歳もまた難しい性格なので、これは思った以上に厳しいかもと愛生は苦笑。それを見られていたようで、亜霧に睨まれた。

 いっそ話題を変えようと、愛生はそれとなく周囲を観察して何かないかと探索。すると一番に亜霧が読んでいた雑誌が眼に入った。タイトルは『月刊都市伝説』。身も蓋もない名前だが、ラボラトリ内向けに発行されている雑誌で、それなりに人気があったはずだ。自分が知っているのだから、知名度はあるはずだと愛生は分析。

「それ、その雑誌。亜霧さんそういうのにも興味があったんだ」

 愛生の思いつく範囲で、亜霧が読んでいるのはいつもアニメ関連の雑誌だ。こういったオカルト系は珍しい。彼女は雑誌を手に取り、パタパタと振って見せる。

「嫌いなわけじゃないけど、特別興味があるわけでもないわ。これは友達から貰ったのよ」

 なんでも、いま学生たちの間ではラボラトリを題材にした都市伝説が流行っているのだとか。ラボラトリには娯楽が少ない。夏休みという長い暇を持て余す学生たちは今はこういった都市伝説などに首を突っ込んでいるのだという。

「一緒に講習受けている友達がね、もう読んだからってくれたのよ。流行に乗り遅れないために読んでるんだけど、結構面白いわよ」

「流行ねぇ。そういう流行りとかは全然だな、僕は」

 だから友達がいないのよ、と亜霧が笑う。

「愛生くんはいい子なんだから、絶対友達できるわよ。最初に話す話題さえあれば、なんとかなるわよ」

「でも、僕自身、そこまで友達を必要としているわけじゃないんだよなぁ」

 数こそ少ないが、亜霧や切助と過ごす学校生活に愛生は充分満足していた。たった二人だが、孤独と比べれば比較にならないほど幸福だった。

「愛生くんはよくても、他の子はよくないかもよ」

 そう言って、亜霧は少しだけ真面目な顔になる。

「学校で浮いてるっていうことは、特別視されてるってことで、それに愛生くんは慣れちゃってるかもだけど、他の子にとっては凄いストレスだったりするのよ? 教室に愛生くんがいるってだけで意識する子もいるかもしれない。だからせめて、目立たない男子くらいにはランクアップすべきよ」

 亜霧は本気の様子だったが、愛生はどうにも気のりがしなかった。意識なんてしないで、放っておいてくれればいいのに、とさえ思ってしまう。あるいはそういうところが、友達ができない要因なのかもしれなかった。

「それに、男友達が八九郎を除けば切助だけってのは、結構深刻な問題じゃない?」

「…………そう言われるとヤバい気がしてくる」

 この場に本人がいないことをいいことに言いたい放題だった。

「とにかく、この本貸してあげるから、少しくらい友達増やしなさい」

 表面上の付き合いでも構わないんだから、と自虐するような笑みで付け加えて亜霧は手にした雑誌を愛生に差し出した。受け取って、もう一度表紙を見てみる。

『死んだはずの人間が!? 幻影人現る!』

『政府開発の秘密兵器の存在に迫る!』

 とんでもない見出しが並んでるな……。

 興味は殆どなかったが、亜霧の厚意を無下にするわけにもいかないので、今度読んでみることに。しかし話題ができたところでどうやって話しかければいいのだろうか。多分亜霧はそこらへんを全く考慮していない。意外と詰めが甘くておっちょこちょい。そこもまた彼女の微笑ましい部分だ。

「ああ、そういえば亜霧さん」

「何?」

「さっき気付いたんだけど、一緒に講習受ける友達がいるのに、お昼は僕と一緒にいてくれてるんだね」

 ありがとう、と素直な感謝を口にすると、亜霧は俯いて小さな声で呟いた。

「うっさい、ばか」

 ラボラトリ内。人通りの少ない入り組んだ裏路地。大通りの喧騒すら遠くに聞こえるその場所で、誰かの絶叫が響き渡った。

 声の主は制服を着た十代後半の少女。腰を抜かしたのか、座り込んだまま声を上げる。

「ち、違うの! 違うのよぉ!」

 体はわなわなと震えていた。眼鏡の奥の瞳は恐怖を訴えるかのように涙を流している。その視線の先には男がいた。小柄で、黒いパーカーを着ている。フードを深く被った陰鬱そうな少年だった。少年はその手にホームセンターなどに売られているような小ぶりな鎌を持っている。銀色に輝く刃は少女を映していた。

「見るつもりはなかったの! ほんとにただの偶然で、ほんとなんだから!」

 少女はじりじりと後ろに下がりながら言い訳のような言葉を大声で口にしていた。少年は何も喋らず黙ったままだったが、逃がさないと言わんばかりに彼女が下がった分だけ近づき、その距離を維持していた。

「ほら! 最近変な都市伝説とか流行ってて、それであなたの後姿が昔の知り合いに似てる気がして、ちょっと追いかけてみただけで……だからあたしは関係ないの! 見るつもりもないかったの!」

 少年は黙ったままだ。

「だ、誰にも言わないから鎌をしまってよ…………ほんとに黙ってるから! お願い見逃して! ただの好奇心だったのよ……!」

 少年は黙ったままだ。少女の背はコンクリートのビルの壁につき、遂に退路はなくなった。その瞳は鎌をとらえたまま、ごめんなさいごめんなさいと繰り返す。

 黙ったままだった少年は仕方ないなとでも言いたげにため息をつきながら、ようやく言葉を発した。

「好奇心は猫を殺すらしいな」

「……へ?」

 涙する少女に少年が告げる。

「お前は人か? それとも猫か?」

 その瞬間、躊躇いもなく無造作に振われた銀の刃が少女の首をかっ切った。

「ま、どっちでもいいんだけどな」

 少女はなお何か声を出そうとしていたが、半分ほど切れた首から漏れる赤い血液をごぼごぼと鳴らすだけで言葉にならず、そのまま白目をむいて死んだ。少年は鎌についた血を振り払いながら、後ろを向く。少年の背後には死体の山が積んであった。首を切られた死体、胸をえぐられた死体など、様相は様々。全部で五人。少女の死体が増えたので、今は六人だ。

 その死体の山の上で胡坐をかいてる人物が「えへ、えへ」と満面の笑みを見せる。

「目撃者こーろしたー」

 ピンクと黄色で斑に染めた派手な髪をした女だった。少年と同じパーカーを着ていたが、下半身は下着を穿いているだけだ。その下着までも派手な色あいをしている。自分と殆ど歳の変わらない少女が殺される場面を目撃していたにも関わらず、少女は満面の笑みのまま、、胡坐をかいた足をバタバタとさせた。

「で、どーするのー? 喜彰。死体が一つ増えちゃったけど」

「問題ない。一緒に処理してしまおう。生徒一人の情報くらいオヤジならなんとでもできる」

 女ははーいと元気に手を挙げると、死体の山から下りて少女の死体のもとへ。もう動かない少女の髪を握って引きずるようにして動かし、死体の山に一緒に積み上げた。

「だけど、こいつが高位能力者でなくて助かった。変に反撃をされたら太刀打ちができない。これだからラボラトリ内の任務は嫌なんだ。余計な気苦労が多すぎる」

 鎌を服の内側にしまいながら、少年はぼやく。そんな少年の横で女が携帯端末を取りだして何度か画面をいじくる。

「んー。でも喜彰ぇ。次の任務もラボラトリだよー?」

 なんだと? と少し苛立った様子で自分の携帯端末を取りだす。その画面に表示されているのは女のもとに届いたメールと同じものだ。その文面を見て、任務を把握し、そして少年は怪訝そうな表情を見せた。

「どうしたのー?」

 心配そうにこちらの顔を覗き込む女。それを軽く無視しながら、喜彰は呟いた。

「なんだ、この任務は。これがオヤジの指令なのか?」

 なんだか妙だと顔をしかめる少年に女は興味なさそうに告げた。

「別にいいじゃーん! やることはかわんないんでしょ? それより、頑張ったからお腹すいたよー!」

 ごーはーんー。と女は子供のように駄々をこね始めた。その様子を見て少年は嘆息する。だが、彼女の意見にも一理はあるのだ。確かにやることは変わらない。疑惑は、いつものように殺した後にでも思考すればいい。

「だが、それにしてもフェーズ7を相手にせよとは。オヤジも随分と俺たちを買いかぶってくれる」

 少年の陰鬱な呟きは、路地裏の静寂の中だけに響いた。


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