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エトニア1  作者:
9/17

女神の能力

これからは応援してくださる皆様のために、フルパワーのエトニアを書いていきたいと思います。


過去の話を修正していっております。

第一話を修正しました。好きなときにお読みください。

イオの魔法でなんとかクラスメイト達から逃げるのに成功した。


僕が囲まれていると、イオは近くまで寄ってきた。呪文を詠唱しているらしい。

何かを唱え始めた時はイオから魔力が出てきたのを感じた。

「大地を吹き、駆け抜ける疾風よ、我らに駆ける力を与えよ!」

イオが詠唱を終えた直後、風が僕らを包み込んだ。同級生達は後ずさりする。風は妖精になった僕の青く長い髪をなびかせる。

風が吹いていたのは2、3秒くらいで、それを過ぎると弱まって消えた。

「走ってみて。」

イオに言われるまま、逃げるため、試しに食堂の出口に向かって走る。

妖精の僕の速さでは10秒近くかかるはずが、5秒もかからずに着いた。

スー、と魔法でドアが開く。

その意味に気付いた同級生たち。すぐに走ってくるが、時すでに遅し。彼等がドアの前に立った時には、影も形も見えない。

「「「「「姫~!!」」」」」「「「「「「お姉ちゃーん!!」」」」」」

そして彼等はそろって肩を落とすのだった。



「ハア、ハア、走りすぎ...だね...」

この体になってから、体力が落ちている。

もとの体には戻れないことはわかっていたリアだが、

(せめてディアナ達が男の神様だったらな...)

と、心の中で呟いていた。

「大丈夫なの?リア?」

心配そうな顔をしているイオ。

「うん、もう大丈夫。それより、図書室に行きたいんだけど...どこ、かな?」

「図書室?こっちだよ。」

イオの後についてきたリア。

図書室はあまり広そうではなかったが、棚が非常にたくさんあり、大量の本があることがリアにも一目でわかった。

「イオ。ディアナ達について詳しく知りたいんだけど。」

ここで能力をしらべておけば、ジーク達からも身を守れるだろう。あのクラスメイト達からも同様だ。

「りょ~かい。」

イオはヒラヒラと翔んでいった。

ふぅ、とリアは椅子に座ろうとした。しかし、イオが「はい、どうぞ~」といって大きなものを運んできた。

「早!?早すぎるよイオ!」

「魔法があるからね。はい。」

渡された本は本にしてはとても重かった。タイトルにはセルール歴史書~三人の女神~とあった。

内容はディアナ、フィーラ、パルの3神のセルールの保護、3神の功績等が載っていた。リアの目的である3神の能力は、後半に少し記載されていただけだった。


女神ディアナ


創造と破壊を司る神。

我ら妖精を造り出した偉大な女神である。

破壊の力で邪神を何度も退けた。



女神フィーラ


時と空間を支配する女神。

その力でエトニア世界を創った。

時も支配している。



女神パル


自然を司る女神。

光や闇等も支配している。

心優しき女神。



パタン。いい音を出して本は閉ざされた

「マズイよ...これはマズイよ...」

「だよねぇ...」

もしこの事が欲深い生き物(特に人間)にしられたら、大変な事になる。

「人間が知ったら、リアは多くの人間から追われる。それにもしリアが捕まれば、世界はジーク達とは闘えない。そうなれば世界は滅ぶ。」

そこで普通の口調になってイオは続ける。

「でもそれはリアが捕まって人間の願いを叶えた時だけ。リアなら捕まらないと思うから。」

イオはさらに続ける。

「じゃあ試してみようよ。この本をカウンターの机に移動できる?」

できるだろうか?

「特訓だね?やってみるよ。」

まずは意識を集中する。そして心の中で意識する。

「あ、消えた!」

驚くイオの声。

もうすでに机の上に本は無い。

カウンターをみると、カウンターのテーブル上にはいつの間にかあの本が置かれている。

もう一度意識すると、スッと本は消えていった。代わりに目の前の机の上に現れる。

「凄いよ、この力...」

使ったことは一度もないはずが、今までに何度も使っていたかのように使える。ここまで力を使えるならば、既に魂は融合しきっているのだろう。しかしなぜか恐怖は感じない。これも魂の融合によるものなのだろうか?

「リア、みんなが来たよ。どうする?」

そういわれて見回すと、二つあるドアの両方から同級生達がこちらに近づいてきた。

「「「「「姫様!!」」」」」

幸せそうな顔をしながら走ってくる男子。

「「「「「「お姉ちゃん!!」」」」」」叫びながら翔んでくる女子。

そして文字通り一斉にとびかかってくる女子。

「リア、よろしく!」

ヒュッ。二人の姿が消える。

当然捕まるものが無いため、女子たちは辺りの椅子・机を倒す。



今どっかから小さな轟音が聴こえてきたような...「キャア!」とかも聴こえてきたし。

「大変だよねぇ、リアは。」

溜め息をついていたイオ。

「何でこうなるんだろうね、僕は。」

(何故、僕が?)

「また追いかけられる前に帰ろうか。リアの他の力も見たいし♪」

イオは神の力に興味津々っぽい。そりゃ誰でもこの力に興味を持つだろう。

僕も他に何が出来るのか知りたいし、知っておけば便利だし。

それに賛成しない理由はない。ここにいればまた見つかるだろう。

「うん。」

スッ。視界が一瞬で変わる。

そこはイオの部屋の中。

とてもきれいで、埃ひとつ落ちていないから、イオは掃除好きだと今更気づく。

「じゃあ、調べようか。」

笑顔のイオの両手には、いつとったのかあの重い本があった。


冒険させたいですが、設定が大変...

もう少しやりたい事もあるので、冒険はもう少しかかります...


旅&戦闘は必ずやります。それにはリアの魔法を強化しないといけないので。

旅に入れば、今までと変わります。

悲しいキャラクターたちの過去と組み合わせていこうと考えております。

今とはだいぶ変わって、今ののんびりした感じはほぼ無くなります。

そちらが鳶のやりたかった、悲しい部分のある戦闘ファンタジーですので御注意を。

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