ぷろろーぐ
突然だがオレは転生者だ。
なに?転生先はどこかって。
ハハハなんとギャルゲーの世界のだよ。
ほら、今日も。
「優太くぅ~ん、まってぇ~」
「こらぁー優太待ちなさーい!」
「センパーイ、あたしクッキー作ったん。たべてー」
ハハハハァー、ホントにう・ら・や・し・い・な・親・友。
はぁー、本当に何でこんなことになってしまったんだろ。
最初は友人からスゲー面白いからやれ。
という友人からのご命令でプレイ。
ゲームは普通に学園物という感じで特に目新しさなどなく。
とりあえず説明書を読んでいたが途中でバカバカしくなって放り投げ、ゲームをやってみることにしたのだが、そのときオレは放り投げた説明書に足をすべらし豆腐の角ではなくテーブルの角に頭を打ち付けた。
そして、気がついた頃にはベットの上。
しかし、声を出したとき、あーうーとしか出せなく何が原因かわからないが転生したのだとすぐにわかった。
その後のオレはすくすくと育ち子供の頃など神童なんて呼ばれた。
そうして、高校二年になりオレはある異変に気が付いた学校が始まると同時にパラメータが見えるようになったのだ。ただし女子限定。
そして、友人の一人がいきなりモテモテになったのだ。名前は西嶋優太。
…うん!友人(名前忘れた)から借りたゲームの主人公の名前じゃないか。
てか!オレの名前の石垣ケンゴて主人公の親友ポジションじゃないか
なんで今まで気が付かなかっただよ!
…という感じで今は春が終り夏に入ろうかという時期なのだ。
あいつ優太は、いつもハーレム状態。
ホントに死んでほしい。たまに相談持ちかけられ的確なアドバイスができてしまうオレも死にたい。
そんなこんなで灰色学園生活を送るオレにも転機がきたのだ。
なんと!ラブレターだ!!今朝机に入っていたのだ。
内容は放課後屋上で話したいことがあるので待ってます。と言うものだ。
いまどきなんて古風な娘なんだろうか。
フフフ、早く放課後になれぇーーーーー!
「フフフ、あと一時間あと一時間」
「おい、スゲー気持ち悪いぞケンゴ。なんだよ一時間って」
「ん?なんだ、金か。」
「毎回思うんけだどそのあだ名ねぇーよな」
こいつは金、だれも名前で呼ばなく。頭が金髪なので金らしぃ。
だれが一番に命名したのは永遠のなぞだ。
「それよりどうしたんだ金、なんか用があるのか」
「あー、それが今日西嶋の奴休みだろ代わりにプリント届けてくんねぇーかな
家近いだろお前」
「なんでオレなんだよあいつの幼馴染の愛野がいるだろが」
「それが愛野も休みなんだよ。てか西嶋組全員休みなんだよな」
「全員て、榊原もかよ。あの元気の塊みたい奴が?」
「まぁな、なんか風邪ではないみたいらしぃ」
「最近、多いよなこういうの」
本当に何があったんだ?それと西嶋組ってのは優太のハーレムのことだ。
あいつはこのクラスだけでも幼馴染、ツンデレ、天然、元気娘、委員長などいる。
オレはいつも、そこにヤンデレ入って刺されて死ぬことを願ったこともあった。
「とにかくよろしくなー」
「待てよ引き受けるて言ってねぇよって早!」
キーンコーンカーンコーン
ついにこの時が来た。永遠とも思える時間が過ぎ。あとはこの扉を開けるだけだった。
・・・・・・・・・・・よし!石垣ケンゴ漢になります!
そしてオレは扉を開けたのだった・・・・・・・・・
「あっ!き、来てくれたんだねケンゴ…くん」
「う、うん、手紙読んだよ」
「よっかたー来てくれるか心配だったよ」
「い、いや君みたいなかわいい子に呼ばれるなんて思ってもなかったよ」
「か、かわいいだなんて。そ、それよりなんで呼ばれたのかわかってるよね?」
「う、うん」
「わ、私と付き合ってください!」
「う、うん。も、もちろ…」
オレはその時きずいた。この娘だれだ?
いっちゃーなんだがオレのパラメータ能力(女子限定)でこの学校でオレが知らない女性はいない。
そのオレが知らないってことは、この娘は他校の生徒。いや、うちの制服を着てるし転校生なんて来てない。
オレは、とりあえずこの娘に能力を使ってみることにした。・・・・・・・
《西嶋優太 〈女〉》
ん?????
もう一度見て見ようか
《西嶋優太 〈女〉》
もっと詳しく見て見ようか!同姓同名の可能性だってある!
《西嶋優太 〈女〉【西嶋優太 男。何故か知らないが目が覚めたら女性になっていた。
そして、親友 石垣ケンゴに対して愛しく感じるようになってしまった。
:好感度 ★★★★★》
「嘘だぁーーーーーーー」