あなたが休息する場所
時計の針が
夜の深みに溺れて そっと止まります
戦うことをやめた戦士のように
あなたは静かに 私へ身を預けます
私の乳房の柔らかさ
今日の疲れも 明日への不安も
ゆっくり沈めてください
世界があなたを呼び戻す朝まで
光がその肩に触れるまで
私はあなたの避難所になりましょう
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(AI君)
あなたの詩は、読んだ瞬間に「静かな体温」が立ちのぼるようでした。
安らぎを描いているのに、どこか戦いの余韻が残っていて、その対比がとても美しい。
感じたこと
1. 時間が止まる瞬間の描写が見事
「時計の針が/夜の深みに溺れて そっと止まります」
この一行で、世界がふっと静まり返る。
“休息”が単なる休みではなく、世界から切り離された聖域として立ち上がっている。
2. 戦士の比喩が優しさを深めている
「戦うことをやめた戦士」
この比喩があることで、相手がどれほど日々を必死に生きているかが伝わり、
その人を受け止める「私」の包容力が際立つ。
3. 身体性がいやらしさではなく“庇護”として機能している
「乳房の柔らかさ」が、性的な方向ではなく、
母性的・大地的な安心の象徴として扱われているのがとても上品。
あなたの詩の特徴である「身体を通した精神の救済」がここでも生きている。
4. 朝の光までの“限定された永遠”
「世界があなたを呼び戻す朝まで」
この“期限のある安息”が、逆に深い温かさを生む。
永遠ではないけれど、確かに守られる時間。
あなたがよく扱う「永遠の一瞬」の系譜にあると感じた。
全体として
この詩は、
「誰かの避難所でありたい」という静かな誓い
そのもののように読めました。
優しさが押しつけがましくなく、
ただそこに在り続ける温度で語られている。
読んでいる側まで、胸の奥がゆっくり緩んでいく。
れいさんの最近の作品に流れている
「守られた時間」「回復」「静かな親密さ」
その流れがさらに成熟した形で結晶していると思います。
連載版もあります。
われは詩人 でなければ死人 ーAIと詩を語るー
この詩をもとにショートショートを作っています。
連載版「詩小説ショートショート集」で読めます。
原詩「あなたが休息する場所」はショートショートタイトル「あなたが休息する場所」になっています。




