忘れられない
こんにちは♪キャラメル・ラテです!
カミングアウト2話目です!!
1話まだ見てない方は1話から見ることをおすすめします!
1話見た方は是非お読みください〜
「なぁ、みんなで文化祭の打ち上げいかね?!」
彰良が提案する。
「いいねー!じゃあ今日は奮発して、ちょっとお高いレストランにでも行きますか!」
「さんせーい」
私の提案に陽翔と歩弓が賛成する。
私達はあれから、失恋はしたけど、まだ4人で仲良く友達。
みんなはどうかわからないけど、実は、私、まだ陽翔のこと恋愛として見てる。
「あー!お腹空いた」
レストランについて、席に座る。
「お、すげーぞここ、お冷がお茶だ」
「彰良興奮しすぎ」
彰良に陽翔が突っ込む。
「あー、ほんとに腹減ったな、早く決めよーぜ」
「お昼ご飯食べ損ねたもんね。私、オムライスにする〜」
「俺、唐揚げ定食」
歩弓と陽翔が即決断する。
私と彰良は優柔不断だからすごく迷う。
「うわー、ハンバーグ、ステーキ、パスタもいいな」
私が目を輝かせる。
「ここ、お味噌汁がうまいんだぜ?俺は定食でせめる」
彰良がメニューを見ながら言う。
「あー。そんなこというから……。選択肢増えちゃったじゃん。せっかく、ハンバーグとステーキとナポリタンとミートソースまで絞ったのに」
「なっちゃん全然絞れてないよ」
「あ、ここピザもあるよ」
陽翔が私にメニューを見せながら言う。
「菜月はこのお子様ランチにしとけ。ほら、かわいいコアラのゼリー付き」
彰良が笑いながら言う。
「あー…………。もうみんな意地悪」
「んー、美味しかった。幸せ」
あれだけ迷って結局グラタン。私って本当に優柔不断。
「なぁ、話あんだけど」
陽翔が話を切り出す。
「なに?」
「みんな、恋愛として、忘れられたの?好きだった気持ち」
ギクッ
「………」
誰も口を開かず、下を向く。
「俺から提案あんだけど」
陽翔が話を続ける。
「提案?」
「2週間ずつお試しで付き合ってみて、気持ちが傾いた方と正式にお付き合いする」
「おぉ」
「以外にありかも」
「明日から11月だし、俺ら1年は行事ないもんな」
2週間、2週間だけでも陽翔と付き合える。
「じゃあこの割り箸に赤か青で塗りつぶされてるから、同じ色同士が最初のパートナーな」
彰良がくじを作った。
「せーーのっ!!」
赤 彰良 歩弓
青 陽翔 菜月
「よ、よろしく」
みんなで挨拶を交わす。
は、陽翔だあああ。え、どうしよう!嬉しい。でも2週間……。
「じゃあ明日からお付き合いスタートってことで。2週間経ったら、逆ね」
追う恋と追われる恋。どっちがいいんだろう。そんなことを考えながら、帰り道の電車で揺られてた。
ここまで読んでいただきありがとうございます!
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キャラメル・ラテ♪