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元春と元春
「おい、邪神」
私の事を邪神と呼ぶのは彼しかいない
「なんでしょう、郡山殿」
郡山殿…つまり毛利元春
もう一人の『元春』ね
なぜ、私の事を邪神と呼ぶのか
それは…………
私が生きながらにして、神様を超えてしまったから
「毛利隆元の情報だ」
「うゅ?」
郡山殿によれば
隆元は………
容姿も性格も、口調も変わってしまい、手当たり次第に妖怪退治をしている
ということで、何処にいるかまではわからないみたい
それにしても、
天界の紙としてはボロボロな手紙
もしかしたら古い手紙なのかもしれないけれど
でも、これで隆元がどうなってるかはわかったし
とりあえず、隆元が好きそうなところをまわることにしたの