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横浜万博 第4話 短縮版

作者: 岩田 ヒロ
掲載日:2026/05/15

 7月、僕は再び週3回の24時間警備に戻ったが、台風続きでゲート警備は地獄だった。

 雨でも風でもゲートの外に立ち続けなければならず、レインコートの中は蒸し風呂状態。

 トラックの運転手は窓越しに通行書を見せて笑って通り過ぎる。

 まるで台風中継のレポーターを24時間やっている気分だった。


 そんな悪天候の中、なぜか僕と結城さんのナンパ運は絶好調だった。

 暇を持て余したコンパニオンたちが、ちょっとした刺激を求めていたのかもしれない。


 結城さんは狙っていたソバージュの子に声をかけ、あっさりデートに成功。

 電話ボックスで1時間も話し込み、次はフィアットでドライブに行く約束まで取りつけた。


 その勢いに押され、僕も気になっていた小柄な子に声をかけた。

 驚くほどあっさりOKが出て、翌日「アウトドア」というカフェバーで食事。

 彼女の名前は直子。3歳年上で落ち着いた雰囲気の聞き上手だった。

 話が途切れず、すぐに次の約束も決まった。


 一方の結城さんは、成功体験で完全にスイッチが入り、

「二股三股いけるぜ!」と次々声をかけていた。


 僕はというと、直子さんとの電話が楽しくて仕方ない。

 しかし同時に、高校時代から付き合っている久美とも旅行の約束をしていた。

「鉢合わせしなければ大丈夫」と自分に言い訳しながら、

 僕も結城さんと同じように二股状態に足を踏み入れていた。


 住吉さんは呆れながらも、僕らの話を聞いて「大学生はいい身分だな」とぼやく。

 その横で、僕は次のデートの段取りと、久美との旅行の両方を考えていた。

本編はこちらから

https://ncode.syosetu.com/n7939lr/4

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