クリスマスの舞踏会
雪が降り積もる夜だった。
リンリンリン、鐘の音が聞こえてきます。
今日は舞踏会の日です。
悲しいお話です。
ため息さえ凍りつく季節でした。
悲しい恋の歌を思い出します。
私は32才のOL、広瀬明子。
今日はクリスマス・イブ。
友達に誘われて、舞踏会と言うクラブイベントに参加します。
メールが来た。
明子、待ってるよ。
私はメールを確認した。
わかった。もう少しで行けるから…。
私はメールを返した。
私は友達の森由里子のいるクラブへ向かった。
今日はクリスマスイブ、クラブの前にはクリスマス仕様に飾られていた。
私はクラブの中に入った。
今日はクリスマスのイベント、有名なクリスマスソングが大きな音でかかり、DJがお客を煽っていた。
ズンズンズン。
クラブの机で、ドリンクを飲む由里子を見つけた。
「由里子待った」
「全然」
「仕事どうなの?」
「全然面白くない、転職したい」
「どこに?」
「わかんない」
2人は笑った。
「由里子なんか不機嫌な顔してない?」
「わかる?さっき変な男の2人組にナンパされた」
「モテるね」
「やめてよ」
「私お腹すいた」
「カウンターでなにか買ったら?」
「そうする」
「由里子も欲しいものある?」
「私もお腹空いたからお願い、あとお酒も」
「わかった」
私はカウンターでタコスとジントニックを2つ頼んだ。
カウンターで注文を待っている最中、階段から降りてくる男性が目に入った。
子供の頃、大切に思っていた場所を思い出した。
「広瀬明子さん?」
いきなり声をかけられた。
「田中誠二君?」
「そうだけど」
「ここでなにしてるの?」
「彼女を待ち合わせ」
「そうなんだ」
私は心が痛くなった。
「誠二君は今なにしてるの?」
「数学の教師」
「そうなんだ」
「高校で数学教えてる」
「明子ちゃんは?」
「私はOL、銀行で受付してる」
「そうなんだ」
「彼女てどんな人」
「その子もOL」
「どこの?」
「Webデザインの経理」
「私の友達もWebデザインの経理してる友達いるよ」
「誠二」
いきなり後ろから声をかけられた。
2人は驚いた。
ここには、笑顔でこちらに手を振る由里子の顔があった。
2人は顔を赤らめた。
誠二が、
「彼女の由里子ちゃん」
私はショックを受けた。
「2人て知り合いなの?」
「高校の先輩と後輩」
「両方バスケ部なの」
私は答えた。
スピーカーからクリスマスソングが流れていた。




