プロローグ
こんにちは。
初めての人は、はじめまして。
カイン・フォーターです。
これは、私の好きなジャンル、『ローファンタジー』の話です。
面白い物に出来るよう努力させていただきます。
誤字、脱字がありましたら報告していただけると幸いです。
「グギャ!?」
醜い緑色の小人が悲鳴を上げる。
背後から現れた少女に、剣を脳天に振り下ろされたのだ。
「さて、解体するか…」
少女は、バックからナイフを取り出し、倒した獲物の鳩尾につきたてる。
辺りに血の臭いが広がる。
「はぁ、明日学校なんだけどな〜」
年頃の女子にとって臭いは天敵だ。
そして、心臓の近くから結晶を取り出す。
「一個五百円、十個で五千円。倒すのはいいとして、解体の苦労が割りに合わなすぎだよ〜」
少女は、血まみれのタオルで、結晶を拭く。
そして、結晶をポーチに入れる。
「最低ラインのニ十個まで、あと八個…はぁ、ダンジョンも現実だと夢がないな〜」
そう言って、少女は次の獲物を探して歩き出した。
「はぁ…やっと終わった。」
朝八時から始めてもうすぐ十二時。
四時間で集まった数は、ニ十一個。
合計一万五百円だ。
「ゴブリン退治は割りに合わなすぎる。冒険者が、副業になるのも納得だな〜」
ゴブリンに冒険者…
ザ・ワー○ド!!
解説しよう!
え?誰だって?
酷いなー、この小説を誰が書いたか知らずに読んでるね?
どうせ、『ん?ちょっと気になるし読んでみるか。』とか思って開いたでしょ?
ありがとう!名も知らぬ誰か!
これからもよろしく!
さて、私の名前は上に書いてあるから自分で確認してね!
この世界は、普通に地球。
魔法がある点や、モンスターがいる点、ダンジョンがある点を除けば、何ら君達の世界と変わらない世界だよ!
つまり、ローファンタジーの世界。
よくある、現代にダンジョンが現れたってイメージでオッケー。
これくらい説明すれば大丈夫でしょ?
分かんなかったら、小説検索で『ローファンタジー ダンジョン 現代』で調べれば沢山出てくるから、そこで勉強してね♪
そして時は動き出す。
冒険者は、想像以上に夢のない仕事だ。
危険な上に、生活を支えられるのはかなり難しい。
だって、ピストル片手に熊を狩って生活してるような物だ。
そんなので生活を支えられるのは、一部の才能があるやつだけ。
富豪になるなんて、一握りの天才だけだ。
「普通にバイトするのは嫌だし、『レベルアップ』するまで頑張るか…」
『レベルアップ』
モンスターを倒し続けると、たまに体が発光し、力が湧き上がってくる現象のことだ。
ステータスが無いので、詳しいことはわからないが、世間的には、これがレベルアップだと言われている。
「それか、一発逆転で『スキルオーブ』でも手に入らないかな〜」
『スキルオーブ』
モンスターを倒したり、宝箱から出てくる水晶玉のような物だ。
使用すると、“世間的に”『スキル』と呼ばれるものを使えるようになる、不思議な玉だ。
ステータスが無いので、詳しい事はわからないが、これがスキルだと言われている。
『スキル』は、強いものは本当に強いので、スキルを手に入れただけで、会社を辞めていいと言われる程だ。
「スキルさえあれば、冒険者の稼ぎだけで生きていけるのにな〜」
だが、出現確率がとんでもなく低いので、簡単には手に入らない。
「高望みするのは止めよう。虚しいだけ、そんな都合のいい事は無い。」
だが、スキルを手に入れて強くなった奴は、その、『都合のいい事』で成功している。
確率が低いだけで、あり得ない事ではない。
それに、少女自身に『都合のいい事』が起こることは、まだ知らない。
「取り敢えず、お昼ごはん食べて、午後からも頑張ろう。」
少女はお昼ごはんを食べに、某ハンバーガーチェーン店ヘ向かった。
とあるダンジョンの一室。
完全に空き部屋で、何度も調べられたが、結局何も見つからなかった部屋。
その部屋に、輝く魔法陣が出現する。
「この部屋だよ!さっき光ってたの!」
青年達が、部屋にやってくる。
しかし、
「何もねーじゃねーか。」
「確かに光ってたのになー。」
確かに今も、魔法陣がある。
だが、この魔法陣はとある“存在”達にしか、見えない。
青年達は引き返して行った。
そして、一時間後、
「なにこれ?」
一人の少女が現れた。
いかがでしたか?
これからもよろしくおねがいします。