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異世界死霊使いのゾンビな日常  作者: ポタージュ
13/15

お引越し

久しぶりの投稿です

また投稿していく予定です。

 

「お引越し♪お引越し♪」


愛佳ちゃんはノリノリで準備してくれている。

 引越しといっても食料などを荷物をまとめて移動するだけだ。虹村ゾンビにはできるだけ多くの荷物重いものを優先に持ってもらう。

 私も荷物を持つがスピードが出せる程度の重量を持ち、いつでも臨戦態勢にうつれるようにする。私一人であればカモフラージュの魔法で街を自由に歩けるが愛佳ちゃんとだと人に付与できないカモフラージュの魔法は意味がない。

 なので力と体力がある虹村ゾンビに荷物持ちを、力と体力はそこまでないがゾンビを瞬殺できる私が戦闘するつもりだ。


「ヨシ!準備できたし明日に備えて今日は寝ようか!」


「ユメお姉ちゃん今日はアイカ一人でねるの!」


愛佳ちゃんが独り立ち!?と驚いていたが寝る前に気が付いた。


…そういえば下水道から帰ってきてから風呂も着替えもしてなかったや…そんなに臭かったのね…


 顔も分からないスナイパーに恨みを抱きながら濡らしたタオルで体をふき、服は捨てる…のは勿体無いので店内にある洗剤とバケツを使って手洗いした。


翌朝、朝ご飯を食べ終わりスーパーを離れる。私を先頭に愛佳ちゃん虹村ゾンビが続く。日を追うごとに遭遇ゾンビ達が増えている。


 スナイパーのことを考えると急ぎたい気持ちはあるが普通のゾンビも油断できない、一対一なら瞬殺できる自信はあるが囲まれたら愛佳ちゃんを守りきれる自信はない。


「ユメお姉ちゃんすごーい!」


愛佳ちゃんは倒すたびに毎回褒めてくれるおかげで疲れを感じていない。


「ありがとね!愛佳ちゃんは疲れてない?大丈夫?」


「アイカまだまだ歩けるよ!だけどお腹空いてきちゃった」


「そういえばお昼時だね、どこか入れそうな建物の中でご飯にしちゃおうか!」


「うん!今日のご飯はなーにっかな~?」


近くに二階建てのアパートがあったので二階の一室に入る。鍵は愛佳ちゃんにバレないように魔法で開けた。部屋の隅々まで確認したがゾンビも生きている人間もいなかった。


 今日のご飯は味噌ラーメンのインスタント麵を茹で麵をカルボナーラの素を混ぜて、ゆで汁は味噌ラーメンの素をいれてスープとして出した。


「おいしいの!ユメお姉ちゃん何でもできてすごいの!!」


「ハハハ、これくらいの料理?なら愛佳ちゃんにもできるよ!今日の夜ご飯は一緒に作る?」


「いいの!やりたいの!!」


料理と言ってもインスタントを組み合わせただけなので火の扱いさせ気を付けてもらえば、愛佳ちゃんでも簡単に作れるだろう。


 ご飯を食べて少し休憩をはさんだ後再び歩き出す。


 今さらだが目的は街から離れることと安全な場所を確保することだ。前者は日に日に増えて行けゾンビから逃げることと無色から見つからないようにしたかったからだ。後者は愛佳ちゃんの為にも早く確保したい。出来ればある程度の守りを固めているコミュニティーを見つけたい。安心して愛佳ちゃんを預けれる場所があれば無色への反撃にも望みたい!放置しておくにはあまりにも危険で元凶の情報も入るかもしれない。


 午後からはゾンビとはあまり遭遇しなかった為スムーズに進めた。いい感じのビジネスホテルがありそこに寝泊まりすることにした。



……………


無色視点


「な!見失っただと⁉」


索敵に優れてる蝙蝠と狙撃に自信のあるスナイパーを追跡に出したがやられるならともかく逃げられるとは思はなかった。


「ケッケッケすいません。ビルに逃げ込んでスナイパーが閉じ込めてはいたんですがどうも穴を掘って下水道に出たらしく突入した時にはいなくなってまして、ケッケ」


「情けねなー、女1人も捕まえれないのかよ!」


4体いるベビーゾンビの1体がそう言う


「その女1人に5対1で1体捕まり逃げられたお前たち程じゃないねケッケ」


「あぁん!!やんのかおら‼お前の翼引きちぎって飛べないようにすんぞ!」


ベビーゾンビと蝙蝠がにらみ合う。


「お前ら少し黙れ」


知性があって命令に忠実なのはいいが五月蠅いのが欠点だ。


 ユメと言う女いったい何者なんだ?2日前に刀をゾンビが消息たったと思ったら昨日突然現れ普通じゃありえない力でゾンビ達を切り倒していた。恐らく刀ゾンビを倒したのは彼女だろう。


 流石にベビーゾンビ5体で倒せると踏んでいたがまさか1体倒された挙句逃げられるとは思わなかった。彼女が今後の計画の障害になるなら面倒だ。計画を早める必要がでてきた。


 ため息をした後、生存者達のいる場所に戻る


「無色様…食料はありましたか?」


自分では何も出来ないくせに他者から施しを貰おうとする、ホント吐き気がする。山本とか言うリーダーを失って食料を一回取って来ただけの中学生である僕に頼ろうとするあたりこいつらにはもう用はないな。


「食料ならありましたよ!まあ…食べるのはあなた達ではないのですがね」


「え…?それってどういう?」


異変はすぐ起こった。女の腹が大きく膨れあがり破裂する。


「ヒャッハー!、復活したでぇ~次こそはあの刀JK次は絶対に孕ましたる!」


女はショックで即死その他の人間からも次々とお腹が膨れベビーゾンビが出てくる。出なかった者はベビーゾンビゾンビには襲われ死んだ。


「計画を実行に移す!金剛院パークに籠っている生存者を攻める準備しろ」


「ついにきたでぇ~いっぱい孕ましたるでぇ~」


「計画では周りのを知性なきゾンビで固めて兵糧攻めし弱った所を攻め落とす作戦だったはずでは?」


「あのユメとか言う女が金剛院パークの人間とは考えにくいが、万が一でもあの女が金剛院パークの人間と無線などで報告されて対策されるとめんどくさい、今ある戦力で落とす」


金剛院パークで一番厄介なのは防護扉だ。あのパークは初日のうちに落すつもりだったが刀ゾンビの刀でも破れなかった強固な扉で守られていて銃撃も受けた。


だが扉の攻略方法はある。後は何万ものゾンビ達で囲って食料不足で弱らす作戦だった。


「今日の夜決行だ」


……


「んん…」


深夜遠くから雷らしき音で目が覚める。横を見ると愛佳ちゃんはぐっすり眠っていて起きる様子がない。虹村ゾンビは扉の前で警備をしてくれている。


 雷らしき音は大分離れている場所から聞こえているみたいだが数秒間隔でリズムよく聞こえてくるためあまりに不自然だ。


 音の元凶を確かめるため一人でホテルの屋上に出る。やはり雨は降っておらず音だけが聞こえる。


 方角的に金剛院パーク?だとしたら大砲の音とか?あのお嬢様なら戦車くらい持ってそうではあるけどこんなくらい時間にゾンビ相手にそんなことするかな?…あ!そういえば虹村君が、歩が金剛院パークどうこう言ってな~あの数のゾンビに囲まれていて、手の出しようがないから可哀想だが放置してたのと無色の登場でそれどころじゃない感じになってたから忘れていた。


 もしこの音が大砲やそれに近い現代兵器か何かで弾もある程度あるなら上手くやれば周りのゾンビを一掃できるかもしれない。それなら愛佳ちゃんが安心して暮らせる拠点という意味ではいいのかもしれない。


 問題は知性あるゾンビが金剛院パークを襲った場合、対処できるかどうか…………今の時点で金剛院パーク側の戦力も無色達の戦力や目的も何も分からない。


 愛佳ちゃんと別のいい拠点を探してこの地から離れるか、危険を冒して金剛院パークに加勢するか…ついでに生きているから分からない歩を助けるか。


 悩んでいるうちにいつの間にか音は消えていた。


設定若干忘れてます

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