表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

君を壊したのはわたし

作者: めだ

叩いて、炙って、揺すった。


毎日、なんなら朝晩。


休みの日は朝昼晩と酷使した。


罪悪感なんてなかった。



それが君の仕事だと思ったから…


自分の力が普通の人より強くて


体力があることは薄々気づいていたけど、


自重なんかしなかったんだ。



でも、ある朝起きて、いつも通り君に手を伸ばしたら…



君は壊れた。


いびつに曲がった君はそれでも表面は綺麗なままで…



でも、取り返しが効かないことが素人の目にも明らかだった。



ああ、なんだ、壊れてしまったのか…



壊れた君を見ながらぼんやりと抱いたのは…



「なにも今壊れなくても…新しいの買うの面倒じゃないか」



不便だなとかそのぐらいの乾いた感想だった。



来週の水曜日、君は回収されるだろう。



今度はもっと丈夫なのを買わないと…



「さようなら、取っ手を取ろうとしたら取っ手が砕けて、歪んで壊れたティファー◯」



そしてわたしは今日も揺さぶり炙って叩く。


明日は中華にしようかな。などど思いながら




(´-ω-`)えっと、フライパンの取っ手を取ろうとして取っ手が割れて、フライパン本体も歪ませた力持ちなPさんに捧げました。人✖️フライパン?

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ