異世界を、初見RTAする羽目になった話4
800字くらいでも書くの難しいです。
ギミックの無い武器......やはりそうなるとハンマーだろうか。
ハンマーは、サポートより武器で打撃による気絶からのデバフ拘束を得意とする武器である。
異世界小説だと剣、槍等の切断武器がメインになりやすいがハンマーなら武器のメンテナンス面で楽が出来そうな気もするし使い慣れている。
「九頭君ハンマーに、決めたんか。ほな、これ使いプレゼントや。あと殴る用の案山子やで」
メイシンさんからプレゼントされたハンマーは、【ホムンクルス】では見たことのない金属製?のハンマーで、羽のように軽い・・・・軽すぎて何も持ってないようだ。確かに武器の材質形状に関わらずプレイヤーの動きに影響なかった。しかも何となく振り方が判るスキルによる補正だと思うが気持ちがいい。ゲームに無い動きでもサポートされているが、ゲームの動きを浮かべると不自然な体勢からでもハンマーが上段に瞬時に構えられる。
とりあえずコンボチエック用の案山子を、殴るダメージ表示は出ないようだが圧倒的に【ホムンクルス】のモーションを使った方が攻撃力が高い。色々検証したかったのだがメイシンさんから声がかかる。
「九頭君悪いけど時間なくなってきたから巻いていくわ堪忍な。ほんで異世界に行ってのんびりされるとウチも詰まらないからミッションを、用意してるから異世界ついたらステータスから確認してな。時間制限もあるからスルーもさせないよw後ホームシックとかの自殺防止用に死に対する恐怖を与えるから頑張ってな」
メイシンさんが、本性を現して嫌な予感しか感じない。しかも制限時間
「制限時間は、地球時間で一年ぐらいやな。まぁそんな怯えた顔せんでもいいよ。内容はランダムで決まるからウチも判らないけど時間制限は簡単なのクリアしても増えるしクリア報酬あるしな。そこそこ生きれるとおもうよ」
どうやら制限時間切れで、ゲームオーバー。しかも複数ミッションがありか。
良い異世界転生の予感の崩壊の音が聞こえるようであった
お読みいただいた方感謝