512/1300
懐柔よ
『あぁ……ホントにアポイタカラの輩にはつきたくないわ……』
キュー・ティーが愚痴ってるわね。
「確かに、相手がニナルだと、あたしだって、近付きたくはないものね。けど、ニナルはあたしの配下に成ったんだから、そう言わずに、なんとか折り合いをつけて、キュー・ティー」
懐柔よ。
『妾は、あの輩のストマックに付いていて、トラウマものの酷い目にあったんだから!』
あぁ、キュー・ティーはホムラ・カヨウ先生……魔法おばさんの絨毯爆撃で、ニナルもろとも消し炭に成って、命辛々逃げ出したのを、無かったことにの魔法で、再生怪人ニナルに再寄生させられたんだったわね。
なら、ニナルは鬼門よね。
「いっそ、新人研修の方を先にしたら?」
提案よ。
新人研修の指導員なら、キュー・ティーはこのままここに居て出来るのよ。
なんたって、指導される新人クモリィは、あたしのマスコットなんだから。
『それは良い考えね!』
キュー・ティーが食いついてきたわ。
「ね、だからニナルは後回しにしたら?」
後一押しね。
『ナノちゃん。そうするわ!そうと決まれば、直ぐに行くわよ』
え!?
行くわよって!?




