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検分よ

「ナノちゃん!これ!魔法の変身アイテムよ!!」

ハンマー……金槌を検分してたドラウトが喚いたわ。

「解ってるわよ。ルイ達の、見せてくれた似たような物、ニナルの所のとっちゃん坊やに天誅を喰らわせた時に、ルイ達の持ってた、魔法アイテムのミニチュア版でしょう?バトンと扇子と超巨大まちばり。まぁ、カオちゃんの超巨大まちばりは、良く考えればあのフェンシングのツルギのミニチュア版……縮小したのだったのよね」

「凄いわ!イズミさんが次元妖精にまで、日々国語の成績も酷い事に成ってるって、愚痴ってるナノちゃんが、理路整然と説明して、そして僕がその説明で状況が理解出来るなんて!これは、奇跡?…………あ!これは僕が視てる夢!?」

「現実よ!」

妙な事をほざいてるどぶねずみを左手でガッチリホールドよ!

「さぁ、このハンマーがどのくらいの威力か、試してみましょう。ドラウト、あんたの頭部が、検体よ」

「待って!待って!ナノちゃん待って!それナノちゃんの力で頭に当てられたら、いくら次元妖精の僕でも、死んじゃう!死んじゃう!即死よ!それ地球次元の物じゃないみたいだから!」

今、何か、さらっと失礼な事を言われた気がするんだけど?

けど、地球次元の物じゃ無いって事の方が重要そうよね?

「じゃぁ、この金槌はインフェルノスだかインフェロスだかの物なの?」

「纏ってるのは、氏親ヒデリィの香りだけで、インフェルノスのみたいだけど、こんな素材、インフェルノスには無いわ」

ドラウトが掴んでるのは、黄色いチェーンね。

「無いんだ」

確認してみたわ。

「そうよ。地球の100円ショップに有りそうなチェーンに見えるけど、強度が段違いよ。多分、あのプランジャーの皮を被った愚民でもナノちゃんすら、これで空中ブランコが出来るわよ」

ナノちゃんすら?

ドラウトに、また何か、ディスられてる気がするんだけど?


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