太母よ
閃光が!
眩しい!
目が開けてられないわ!
何なのよ!?
「ハァッハッハッ!もう、逃げ場は……えっ!?……シンデル・ブランシュネージュ!?何でここに……あ!何なのよ!?ここ何処!?」
え?
いきなり、場違いな高笑いから、うろたえた声に変調?
今の声、誰!?
目を開けても、何かチカチカするわ!?
あ?
何でここに?
「……やすみおばちゃん!?」
「はっ?違います。ヘリオドール・サンデーじゃない……あなた、誰!?」
ペンダントライトの下に、突っ立っていたのは、一見やすみおばちゃんに見える……恥ずかしい姿の女の……えぇと……女の……人?
超ミニスカートに、タンクトップ。
ハイヒールに長い手袋。
全て、色は緑にラメ入り。
なんてセンスかしら!?
でも、やすみおばちゃんに見えるわ……あ、少し若くしたやすみおばちゃん……それも、ダイエットに大成功したバージョンのやすみおばちゃんに見える、恥ずかしい姿の女の人が立って居るわね。
「太母様が、何でここに!?」
プチポチャやすみおばちゃんもどきに……太母様にパールホワイトどぶねずみが、しがみついたて言ったわ。
「あ、サンドリヨンも、ブランシュネージュも、あぁ!4匹揃って!あんた達なにやってんのよ!?全然帰って来ないは、連絡も無いわ、連絡しても返事はないわ、私が訊きたいわよ!?」
サンドリヨン?
ブランシュネージュ?
さっきの、シンデルとの会話から考えると、シンデル達のセカンドネームが、サンドリヨンやら、ブランシュネージュみたいね。
て、事は、プチポチャやすみおばちゃんもどきは、シンデル達の関係者ね。
やすみおばちゃんをヘリオドールサンデーって、呼ぶところから考えると、ママの事を言ったらわかるわよね。
「すいません、ちょっと失礼します。あたし、水曜泉水の娘です」
やすみおばちゃんもどきの前で言って見たわ。
「え!?アクアマリン・ウッ!痛い痛い痛い!」
大きく目を見開く、やすみおばちゃんもどき……が、突然じたばたしたしたわ!?
「「し……シメリィ殿、確保!」」
あぁ!
グロッサリースと、ドラウトが次元ワイヤーをやすみおばちゃんもどき……シメリィの頚にまわして絞めてる!
ドラウト、それじゃ死んじゃうわよ!!
嫌よ!
あたしの御部屋で死なれるのは!!
他所でやってよ、他所で!