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何?よ

「ナノちゃん、ニナルはいったい何処に住んでるのかしら?」

聞き耳をたてていたドラウトが呟いたわ。

「知らない?リバーサイドの……」

「そうじゃ無くて。ナノちゃん、ニナルが明日の朝とか明日の放課後とか指定したでしょう?変じゃない?」

何が言いたいのかしら、このどぶねずみは?

「何が変なのよ?」

訊いてみたいわ。

「そうですなぁ…………ナノちゃんは、今日、宿題をされましたかな?」

すっぽんが変な事を訊いてきたわね。

「してないわよ」

暇がなかったのよ。

「じゃぁ、何でナノちゃんは、宿題をしないで平然としていられるのかしら?」

どぶねずみも妙な事を訊いてきたわね。

「そんなの、明日からゴールデンウィークで学校が休み……あっ!」

「そうよ、ナノちゃん。明日から学校がお休みなんだから、朝いも納豆を受けとる必要も、待ち合わせ時間を放課後に設定する必要も無いのよ」

ドラウトが言うと、すっぽんが続けたわ。

「もしかしたら、若年寄が、当番登校で放課後の時間帯まで学校に居るのかも知れませんが、ご学友へのいも納豆は、休み明けの朝までにナノちゃんの手元に有れば良いのではありませんか?」

確かにそうだわね。

そうか、すっぽんもどぶねずみも、何かニナルの行動予定の裏に何か有ると踏んでるのね。

「ありがとう。気をつけるわ」

気を引き締めていかないといけないわね。

「そう。相手は何を考えてるが解らないニナルなのよ」

「さようでございます。ニナルには努々(ゆめゆめ)気を許してはなりません」

どぶねずみとすっぽんに念を押されたわ。

「そうね」

あたしもそう思ったわ。

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