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突然よ

あら?

カオちゃんが走り出したわ。

ひょこらひょこら、って感じに。

「あぁ……ビンゴかよ」

ルイの、ため息交じりの声が聴こえるわ。

「どうする?」

イクヨちゃんが聴いてきたわ。

「近くで成り行きを観ましょう。まだ、そうとは決まって無いんだから。確率は高いけど」

言ってみたわ。

「だな」

ルイが後押しをしてくれたわ。

3人で走るわ。

「おはようございます」

とっちゃん坊やの前で、カオちゃんがご挨拶してる。

カオちゃんは、並びに居る他の先生は無視なのね。

「お、っはようぅ〜ん、まぁい、すちゅうでん!」

何か、とっちゃん坊やの挨拶も、変よね?

「何あれ?」

ルイの、呆れきったとしか言い様の無い疑問系。

あたしも、何あれよ、何あれ。

「先生、私、2年呂組の辺南香音(ヘンナカオネ)といいますぅ」

変な風に、身体をくねくねさせながら、カオちゃんが自己紹介してる。

あら?

とっちゃん坊やが、カオちゃんの前に膝まづいたわ?

「これは、ユニークな、子猫ちゃんだねぇん、中々見処があるよん。ボクは……」

「生徒相手に、何を、こっぱずかしい事をしてんのよ!(クズ)兄貴がぁ!」

あ!

とっちゃん坊やの言葉を途中で、ぶったぎった女子生徒が、カオちゃんととっちゃん坊やの間に走り込んだわ。

頭の高い位置で結んだ、ツインテ!

妙に、おばさん臭い声!

「あぁ!ニナル!」

思わず声が出ちゃったわ!

『今の会話から、あの若年寄はニナルの兄と推察されますな。御学友が、ニナルの兄と、恋愛関係に成ると?』

スッポンが異常に怖いことを突き付けて来たわ!

「生徒に手なんか出させないわよ!先生たちもそうでしょう!?」

ニナルが鼻息荒く、叫んだわ。

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