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驚愕よ

「「双眼鏡ォォッ!」」

思わず、イクヨちゃんと声がハモッたわ。

カオちゃんがルイの弟君の処に出掛けて、入れ替わりみたいに、あたし達のクラスに入って来た、ルイが話してくれた件に対してよ。

「そう、室内プールの男子更衣室をターゲットにして」

ひきつった顔でルイが話してくれたのは、今朝のカオちゃんのカオスな行動。

ルイの弟君がお着替え中、ずっとカオちゃんは男子更衣室の窓に写った人影を、双眼鏡で覗いてたんだそうよ。

親友ながら、事実なら引いちゃうわ。

「でも、職員室に、そう言ってきたのが蜷累だから、先生は『あぁ、また蜷累さんの脳内では、そういう設定なのね。はいはい』って感じだったけど」

まぁ、そうよね。

「蜷累は、何時もそうだからって話しよね。あんまり酷いから、池先輩に苦情を言われて、あのゴージャストリオが、蜷累には『週5、月曜日から金曜日まで早朝ボランティアをしていただく。しなければチーム追放』って通告したんだってさ」

ルイが教えててくれたわ。

「なんかそれ、悪意しか感じないわね」

そう言うイクヨちゃんと、頷き会うわよ。

あの3人はニナルに敵意しかもって無いのよ。

家のお兄ちゃんをめぐって。

言わないけど。

「蜷累も、文句を付けたけどあの蜷累の家系の、主家にあたる金持ち喧嘩せずの冷泥さんが『冷泥家に連なる者は、例え(はしため)より()でた奴婢(ぬひ)の家系でも、ヒトの規範と成らねばなりません。しないのであれば、迷冷泥商会に対する補助金事業は、ここまでで打ち切り。ご苦労様でしたとおじさまに伝えますわ』とか言ってバックの権力者を動かして、蜷累に対する嫌がらせを正当化したんだって」

あぁ、イヨちゃん、結構なりふり構わず、やってくれるわね。

これは、魔法美少女戦隊のメンバーとしても頼もしいわ。

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