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アァよ

うん、るんたった、うん、るんたった。

擬音をつけたら、こうなるわね。

今日の、カオちゃんの歩き方。

この給食のセルフサービスの歩き方は、まるで踊ってる様ね。

「カオの動きが変」

イクヨちゃんが、ぼそっと言ったわ。

「踊ってるみたいよね」

感想を言ってみたわ。

「たんたんたんたん、たんたんたんたん、で四分の四拍子だから盆踊りみたいだな」

イクヨちゃんが続けて言ったわ。

「リズムは時々乱れるけど」

盆踊り……確かに同じ様なリズムでヒョコラヒョコラ、カオちゃんは歩いてるわね。

相当浮かれてるのね。

戻ってきたわ。

大学芋の、お代わりをよそって。

それに、薩摩汁まで。

まぁ、朝ごはんが早くてお腹が空いたって、カオちゃん言ってたわね。

あたしもイクヨちゃんも、お代わりはしたけど、カオちゃんは今日は3回目よ?

「あのね、お昼休みに、彼の教室に行くようだから、遊べ無いのごめんなさいね」

カオちゃんがお芋を頬張りながら言ったわ。

あぁ、カオちゃんにとっては、朝に会話しただけでも、もう彼氏認定なのね。

「アァ……」

イクヨちゃんが、ため息をついたわ。

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