2.アリナ公国
「赤青戦争」に関する常識。という文書は物語と関連性がありますので読んで置くことをおすすめします。
かつて零細中立国であった「アリナ公国」は海と内陸を繋ぐ海峡を用いて膨大な財産を蓄積した貿易国である。
戦争初期まで共和国と連邦、両方に食糧や医薬品などを輸出していたが、人民解放軍の工作による軍事クーデターが成功し、親連邦派は共和国との貿易を中止させる。
共和国は軍事クーデターの主軸である、マイア准将に中立国の地位を維持しないとアリナ公国の未来は保証できないと。
しかし、マイア准将は中立国という名を捨て、連邦との合併がアリナ公国の未来のためだと、連邦との合併を公表する。
共和国は多くの親連邦派の商団の財産がビエトス連邦に流れることを措置するため、3千の砲兵部隊をアリナ公国に出兵させ、海峡の西側のシュレイク町まで占領することに成功する。
マイア准将は国全体が共和国に占領されることを恐れ、素早く海峡の東側の国土を独立させ、連邦との合併を追進する。
共和国はこれ以上の進撃は無理だと判断し、砲兵部隊をシュレイク防衛隊という名に変更、シュレイク町に駐屯させる。