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おまけ  米 

これで終わりです。

 私、葵さんの奥さんになることが決まりました!

 葵さんがくれた婚約指輪はプラチナの細身で大きなダイアがついてます。

 

「こっちが結婚指輪」


 出された指輪は稲穂の巻き付いた感じの指輪。


「稲穂」

「ああ、米」

「何で稲穂?」

「だって、命米好きだろ?」

「………うん。好き」


 えっ?食いしん坊だから稲穂?


「米は富って意味があるんだってさ。それに赤ちゃんが百日でやるお食い初めでは食うに困らないって意味で使われててさ、俺は命に食うに困らない豊かで幸せな生活をさせたい訳よ!だから米」

「………」


 何だか葵さんは色々考えてこの指輪を作ってくれたらしい。

 私を幸せにしたいって気持ちが詰め込まれた指輪。


「大事にするね」

「俺も命を大事にする」


 葵さんは私をギュッと抱き締めてくれた。

 

「色々考えてくれたんだね………葵さんって赤ちゃんの名前つけるのもかなり悩んで意味調べて納得するまでがんばっちゃうタイプだね」

「………」


 葵さんは驚いた顔をした後へにゃっと笑った。


「俺赤ちゃんの名前つけるのも頑張るけど、赤ちゃん作るのも頑張るぞ」

「えっ?」


 葵さんは軽々と私をお姫様だっこすると寝室に向かってあるきだした。


「あ、葵さん」

「赤ちゃん出来るまで頑張ろうな」

「あ、あの、明日も仕事が……」

「仕事が怖くて赤ちゃんがつくれるか?」

「今は葵さんが怖い!」

「大丈夫、優しくするから」

「………一回だけ?」

「はぁ?一回だけで赤ちゃんできんの?」

「できる人はできるよ」


 葵さんは私の唇にキスを落とすと言った。


「俺は無理だと思う。だから、良いよな?」

「だ、ダメ~」


 葵さんは本当に幸せそうに私を寝室に連れ込んだ。

 


 私達の間に赤ちゃんができるまで後、少し。


         END

終わりました!

読んでくださってありがとうございました!

次も頑張りたいです。

何も浮かんでいませんが頑張ります。

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