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ワイルド系イケメンとお見合いしました。

いつもありがとうございますの方もはじめましての方も読んでいただけたら嬉しいです。

 私にとって恋愛とは実に理不尽な物。

 向こうから好きだって言って来たくせに、仕事でバタバタしているうちに『仕事と俺どっちが大事なんだ?』ってさっぶい事をほざき出す。

 そう言う時の私の答えは一緒だ。


「仕事に決まってるでしょ」


 即効でフラレるのは解せない。

 まあ、そんなことは序の口だ。

 順調に行っていても私が料理を作ったら終わる。


『私、料理は作れない人ですけど良いの?』


 それでも良いって言った男としか付き合ってないのに、料理を作ったらフラレるってなんなの?


「ああ、お前が作る料理は料理じゃねえ!軍用兵器だ!宇宙人が侵略してきたら丁重におもてなししてやれ!一発で世界は救われるからな!」


 ええ、これを言ったのは私の兄である。

 ラリアットをくらわせてやったのは悪くないと思っている。

 後悔もない。

 



 そんなある日、父親に土下座された。

 なんだろ?居たたまれない。


(みこと)悪い!見合いしてくれ!」

「見合い~」

「断られると解ってる。けど、大事な取引先の人にたのまれてしまって断れないんだ!たのむよ~」

「チョイチョイ鼻につくんだけど?」

「会場のホテルの料理は旨いぞ~」

「行く!」


 今の私のストレス発散は美味しい料理を食べる事。

 見合いじゃなくてご飯食べに行くって考えればタダ飯ほど嬉しいことはない。

 だからお見合いすることを了承した。




 


 うん、失敗!

 目の前に座る男が格好よすぎる。

 がつがつご飯食べてたら引かれる………


「命さんのご趣味は?」

「仕事です」


 目の前のイケメンの名前は河上葵(かわかみあおい)

 身長は180越えで顔が小さくたれ目、お洒落なスーツが似合ってる。

 清潔感のあるワイルド系とでも言うのだろうか?

 無精髭と言うのは違うかな?アゴにワイルドな髭がはえている。

 それなのに清潔感がある。

 謎だ!イケメンミラクルか?


「仕事が趣味だなんて格好良いですね」


 この男、女なれしてる。

 お見合い必要ないだろ?

 ってか私なんかより女子力の高い彼女が居るに決まってる。

 私と一緒でたのまれて仕方なく来たに決まってる。

 なら、料理を楽しもう。

 私は料理を食べに来たんだから。


「どんな仕事をしているんですか?」

「広告の企画開発です。色んな物や人に関われて楽しいですよ………これ美味しい!食べました?」

「………」

「私、食べるの大好きなんです」

「………じゃあ、作ったりとか…」

「あ、最初に言っときますね。私が作る料理は軍用兵器らしいです。兄が言ってました。私は世の中のために料理は作りません!興味ないでしょこんな女子力の低い女」


 河上さんは驚いた顔をしたあと言った。


「一切しないんですか?」

「私の得意料理はカップ麺です。あ、あと、ご飯?洗って線まで水入れてポチですから」

「………」

「料理が出来る人って凄いですよね!尊敬します」


 河上さんは暫く黙って何やら考えてから言った。


「あの、命さんは食べ物の好き嫌いはありますか?」

「とくには」

「じゃあ、好きな食べ物は?」

「美味しい物なら何でも!」


 河上さんはまた暫く黙ると、聞きづらそうに言った。


「命さんは、貴女が作った料理を俺が不味いからと言って鍋に戻して作り直したらどう思いますか?」

「神様だと思います」

「へ?」

「だから、私の料理は軍用兵器だって言ったじゃないですか?軍用兵器を食べれる物に出来るなんて神の所行以外に何があると言うんですか?」

「普通は゛酷い゛とか゛悪魔だ゛とか言われるんですけどね………」


 その後、河上さんは料理の話をたくさんしてくれた。

 私も食べるのは好きだから話に花は咲いたが、たぶん二度と会わないから私も気がねなくたくさん喋ってしまった。

 イケメンとの楽しい会話と美味しいご飯に幸せだった。

 まさか、また会いたいって言われるなんて思ってなかったんだもん。


これからも、宜しくお願い致します!

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