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Majo  作者: ノラ
18/24

雛と部屋

「あぁ!我が神よ!何故そのような御姿に!

…まさかあなた達がやったんではないでしょうね?」

「ぜっ全員構え!」

「ふぅ」

パチンと音がすると拘束具と目隠しが弾け飛んだ。

「おぉ!我が神よ!やっとその御顔を拝顔できましたか!」

そんなことを叫んでいる男はこっちに向かって歩いてくる。

そして、青白く光る瓶を仰々しくさしだした。

「さぁ、どうぞ我が神よ…」

「えっ…と…おじさんだれ?」

「私はあなた様の下僕でございます。

さぁ!はやくお飲みください!」

そして、その瓶の中身を勢いよく飲んだ。

身体の中に何かが入ってくる。

「あっ…あっ…あぁぁぁぁ!」

「おぉ!さすが我が神でございます!

さぁ!その力を私めにお見せください!」

風が巻き起こり部屋中が壊れ始める。

さらに、カマイタチがおこり、男達の身体が

バラバラになって飛んでいく。

風がおさまると男が拍手をしていた。

「素晴らしい!これこそがあなた様の力でございま…」


「契約完了。Majoの生存を確認。全行程完了しました」

「よし。いつものようにしておけ」

部屋には機械音が響きわたっている。




「ピンポーン。おはようございます。ただいま午前6時30分です。健やかな一日を。さて、今日の占い第一位は…」

「…ん?」

あー眠いーよし!

「寝るか〜」

「…さん!雛さん!」

「ん?あーきさのちゃんおはよー」

「おはようございます雛さん。今日から学校ですよ。

急いでくださいね」

あーきさのちゃん昨日言ってたなー。

「よいしょっと…ん?」

ベッドから立ち上がって部屋を見わたすと、まぁ色々と変わっている。

まず、タンスがある。

今まではジャージと制服しか無かったためハンガー一個で足りたのだが…てかあたし…

「私服持ってないじゃん…」

はぁ、まっいいか。

あとで所長に買ってもらおう。

次に机。

今までは真っ白で…あたしの一番キライな色だったんだけど…今は大好きな黒だ!

壁紙も真っ白から黒と白のツートーンカラーになっている。

よくよく見ると、ベッドも黒と白のツートーンになっている。

昨日は泣き疲れてすぐ寝ちゃったけど、あぁなんていい部屋なんだ!

「へへへへ…」

はっ!いかんいかん!

部屋が新しくなって浮かれていた。

うわ…きさのちゃんも引いちゃってるし。

「あーはやく着替えないとなー」

とりあえず、ごまかしてテキパキと準備をする。

長い黒髪をぱぱっと結んで制服は…そうだ破っちゃったんだ。

「あのー制服は?」

「あっこれです!」

きさのちゃんが新品の制服を取り出す。

「おぉー!」

新しい制服をビシッと着る。

その場でくるっとまわってみる。

「どう?」

「かわいいですよ!雛さん!」

「へへへへっ」

「って、時間ないですよ!雛さん!」

うそ⁉︎マジで⁉︎急がなきゃ!



「ふぅー」

緊張するなぁ。

ただいま、1年8組前。

「てか…先生遅刻って…」

そんなことを考えいると教室の中から

「それじゃ、お願いします」

と声がかかる。

「よし!」

ガラガラっと扉を開け教室に入る。

「皆さんこんにちは。佐藤 雛です。よろしくお願いします」

ふぅーなんとかのりきった。

「んじゃ、質問タイムにいきまーす」

司会のメガネの男子生徒が話を進める。

は?質問タイム?いやいや!ムリムリムリ!

なんも、考えてないし!

「んじゃ、はーい」

窓際のチャラい男子が手を挙げる。

「んじゃ、深野」

「んじゃー佐藤さんは何番目のMajoなんすか?」

「…へ?」


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