雛と学校
あぁ、まぶしい…。
ベッドと机しかない殺風景な部屋にも朝はくる。
「ピンポーン。おはようございます。
ただいま、午前6時30分です。健やかな一日を。さて、今日の占い一位は…」
あぁ、もう朝か…だるいなぁ。
あっ、そういえば今日から学校だっけ。
「よいしょっと。あーだるいなぁ」
とりあえず、ベッドから起きてのびる。
「雛さん、おはようございます」
「ん?きさのちゃんおはよー」
んー、そういえばこんな、平和な朝って久しぶりだな。
ということで、きさのちゃんをじっくりみてみる。
紫色のふわふわしたドレスをきて、頭にはヘッドセットをつけている。
てか、きさのちゃん何歳なんだ?
「あの、雛さん?」
「あっ、ごめん」
「健康チェックお願いします」
手をきさのちゃんが持ってきた機械にのせる。
ピピっと音がして健康チェックがおわる。
「ありがとうございます。あと、ホールに
朝食のあと山さんが来てって言ってました」
「わかった。ありがとう」
へーなんか用事あんのかな?
まぁ、時間もないのでぱぱっと身じたくを整える。
そして、部屋から出たあとあたしは気づいた…。
「朝ごはんってどこで食べんの…?」
いやいや、マジで。
あたし聞いてないよ。
んーどうする。
周りを見ると床に棒付きキャンディが落ちている。
拾ってみてみると、きさのと名前が書いてあった。
「よし。あたしはみてないぞ」
そう言って、キャンディを口にくわえる。
「朝からアメは辛いわ…」
そして、だらだらホールに向かう。
ホールにつくと、山さんと煙さんが一緒にきたところだった。
「おはようございます」
「雛ちゃんおはよう」
「おはよう。ってどうしたんだそのアメ?」
「あっこれ、朝ごはんです」
「朝から糖分なんて感心だね。煙さんも見習ったら?」
「あぁ、俺は朝飯煙草でいいんですよ」
なんて不健康な!
まぁ、この二人もじっくり見るのは初めてだな。
山さんは黒髪に白いメガネにスーツ。
なんか、エリート感がにじみ出てるよね。
そして、煙さん。
スーツの上に白衣、そして右腕にはみっちりと彫られた刺青。
「んじゃ山さんまた後で」
「それじゃね。よし、行こうか」
そして、ホールを出て外にでる。
んー、あらためて建物を見るとおおきいな。
この建物は上山でスカイタワーと呼ばれている。
そして、山さんと一緒に車に乗る。
「あの、あたしって編入生ってことでいいんですよね」
「うん。クラスも前と同じだからね。
でも、気をつけた方がいいよ」
「えっ、なんでですか?」
「最近あそこの魔力がおかしい。
魔女とも魔獣とも違う何かがいる。下手したら魂喰われるよ」
そうこうしている内に学校についた。
区内で2番目に大きい学校 明楼館校高校。
「よし!がんばるか!」
そう言って、あたしは車からおりた。




