俺の高校時代③
高校時代、俺は1人の女性としか付き合っていない。
そして、本当に好きな人では無かった。
これまで運命の出会いを信じていたが、運命なんてないのかもしれないと感じていた。
それは今でも感じている。
俺が好きになる女性には必ず他に好きな人がいて、それはだいたい俺の友達だった。
俺の高校時代の友人はそうとうモテていた。
男子校であるにもかかわらず、よく通学時に電車でラブレター渡されるくらいのイケメンだ…
なので、俺はいつもそのイケメンの友達と女の子と交えて遊ぶ時は3枚目の役柄ばかりだった。
しかし、その友達とナンパする時は、引っかかる確率が高いのでイケメン友達のおこぼれを期待していたのかもしれない。
毎年、夏場にはそのイケメンの友達と祭りに行き、ナンパをするような高校生活だった。
当時は今のようにスマートフォンではなく、ポケットベルが主流だったので、連絡先はポケベル番号を聞いて数字でメッセージを送るような連絡手法だった。
文字が数字なので、相手に誤解を生むこともしばしばあった。
会いたいなどは「11101」なんて数字で表現していたが、今となってはなんのこっちゃかわからない。