起点
翌朝、俺はビジネスホテルをチェックアウトし駅に向かった
駅で新幹線に乗り次の街へ向かった
駅に降りたち人混みの多さに多少の苛立ちと気だるさを感じながらも俺は指定されたロッカーへ向かった
途中、少女にぶつかった
「ぎゃっ‼」
少女は見た目に似つかわしくもない声を出し地面に倒れた
そんなに強い勢いでぶつかったわけでもなかったので新手のあたりやかなと一瞬思った
「ああ、すまない。急いでいたもので」
「こちらこそすいません。ちょっとよそ見してました」
そういうと少女は起き上がりスカートを手ではらった
なんとなく育ちはよさそうだが少しお転婆のような感じがした
しかしその後何度も頭を下げたり恐らく自分のほうが痛かっただろうが実に誠実な対応だった
新手のあたりやだなんて思ってしまって申し訳なく思った
「じゃあ俺急いでいるから」
こういう時は自分に非があるときは金でも払ったほうがいいのかとも頭をよぎったがこれから仕事をする身、余計なとこで人と関係をもつのはまずいなと思った
あと単純に人と話すのが苦手だ
「さようなら」
ふと
少女がいった別れの挨拶
ただすれ違いぶつかっただけなのに別れの挨拶まで
初対面、赤の他人にそこまでするのに少し疑問が沸いたが別に他愛もない話しなので俺は
「ああ、また」
また?それはまた会おうといういみか?それともまた機会があればという社交辞令か?
自分で言ったのに違和感が湧いてきたので俺は考えるのをやめその場を離れた
自販機に貼り付けらた鍵をてにいれてロッカーをあけた
殺すための道具、ターゲットの情報、必要経費、連絡をとるためのスマホ、そして俺にとって1番重要なもの
ターゲットの起こした事件
そこには◯◯区集団失踪事件とかかれていた
ああ、聞いた記憶があるな
確かどこか地方の集落丸々人が行方不明になった事件だ
4、5年前の事件だが神隠しだの近くにある大手自動車会社の公害隠しの陰謀など騒がれていたな
そこでその男の情報を見直した
◯◯自動車管理部対策部長
するとあの陰謀だのなんだのが真実だってのか
ともかく俺はそいつが俺の倫理観に害する屑かどうか裏を取ることにした
これもいつものルーティンだ
まず俺は連絡用スマホに入っていた依頼主に連絡をとった
ここで
俺はこの案件で
死とやらを迎えることになる
それは俺がもっとも手にとって扱ってきたもので
そしてそれは俺がもっとも見たかったものだった