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諸刃  作者: ハウマッチ
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諸刃 俺は

やっべ… キーワードにハードボイルドっていれたけどぜんぜんそんな事なかった

どこにでもいる若者は殺戮者になった。殺戮のはてに

息絶えた若者は神さまに会い無理難題を突きつけられる。

無理難題を果たすことができれば若者は生きられる。果たすことができなければ、若者の存在をなかったことにする。

若者は神を憎み葛藤を抱えながらも無理難題に向かいあう。

そのなかで若者は一人の少女と出会った。


世界を憎み自分を恨んだ若者はやがて自分が、世界が何でできているのかを知る。


きっと俺は







ネットを見ていた。2,3年前に話題になった事件のことを扱った掲示板だった。


大学生が大学の創立祭で酒を飲み暴れ、結果近くにいた親子連れに絡んだあげく、暴行を加えその様子を動画にとりネットであげたという事件だ。結果その親子連れの親は病院に搬送され亡くなったとのことだ。


その掲示板では暴行で捕まった大学生、動画を撮った大学生のその後についての議論がはなされていた。


大学生は逮捕されたが懲役三年で執行猶予がついた。動画を撮っていた大学生は大学の処分をくらったらしいが刑事処分はなかった。


動画はあまりに惨く、大学生はあまりに酷い態度だったためその掲示板では厳罰にすべき、大学生を晒して誰かが私刑を下すべき、さまざまな意見がでていた。


その大学生はその大学では有名なあげく、ネットで晒されていたので探すのに手間はかからなかった。


今はスマホを扱う俺に踏まれ死んでいる。


正直きたないので踏みたくないのだが俺としたことが手こずったせいか靴紐がほどけていたので結び直そうとちょうどいい背に足をのせた。


「それなりに殺したいと思っていたのに以外と殺しても

なんとも思わないな。もっと達成感ぐらい得ると思った」


口に出したとこで誰も聞いていないし意味ないのだが口に出すことで気持ちを再確認し整理する、俺のルーティンだ。


廃工場で死体を下に考えても何も思わないし殺ることやったので俺は約束場所のカフェに向かうことにした。


カフェといってもファストフード店だが甘いものが食べたくなった。


俺はファストフード店に入りドーナツとコーヒーを頼んで二階の喫煙席に座った。向かいのついたてを挟み正面にいる女性を確認した。



「やることはやった。金も確認した。もう会うこともないだろうが達者でな」



「ありがとう。折角会えたのにこんな事頼んでごめん。また落ち着いたら昔の事でも話し合えたらいいのにな」



「いや、俺は君のこと知らないな。これは仕事だ。私事じゃないよ」



俺は残ったコーヒーを飲みほし席をたった。



彼女の父親は暴行事件の被害者だった。まだ彼女が中学生のとき志望先の大学で事件にあった。俺のことをどこで知ったのか、殺し屋もどきをしている俺に連絡があった。



俺は金をもらい仕事をした。



身寄りがなくなった彼女には少しばかり高額だったかもしれない。



なにかと思う事はあるが俺は考えることをやめた



もう俺には関係のないことだ




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