発想
どの面持ちで遥か彼方へと飛んでいこうとしている。
真っ白なふんわり食感が、私達以上に凄みを引き出していた。
雨音の残る四十九日。夜の間際に潜む精悍で青々しく染め上げられた異空間。
縁取られた寒暖の差。
出来事から八十年前に遡る。
私自身、繭からの脱却する産まれたての小鹿を想像する上で、丑三時を蒙ることをすべきではなかったのかも知れない。
だが、設定上の都合で私は、早めに出掛けなければならなかった。
内出血でタダレた皮膚の薄皮が滲む思いで、投げる最後の一片。
凄まじい轟音と共に、瞬く間に一瞬として消えた。
何かお探しの者はいないだろうか。
こうやって、地鉄を読んで建物を探している。
光をかざして手に取って見ると破紋が呼び出す風景。
古くから神秘的な何かを感じてきた。
光目指して、太刀を柔らかな感情を抱いてます。