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入・・・学?

世界は第二次世界対戦勃発と同時にある危機に陥る。

 各地に黒色の扉が現れ、その中から異形が現れたのだ。

 各国はすぐに第二次世界対戦を停止し、和平を結び扉から現れた異形【魔物】を討伐することを選んだが、魔物には現代の重火器では効果が薄かった。


 そして、全員がもうだめだと諦めかけたとき、一人の日本人のおっさんが「この身は全て祖国のために!」 と言って刀を構えた。

 

 するとどうだろうか、刀がうっすらと 青く光り、それを見た魔物は怯え始めたのだ。


 それを不思議と思いその刀でおっさんが魔物を切ると、致命傷を与えたのだ。

 各国はそれを見て暴れまわるおっさんを確保し、作戦本部で聞くと



 「刀から声が聞こえた」


 「どんな感じか教えてくれるか?」


 「汝のその心意気良しや、我の力を使え、と」


 「マジで?」


 「大真面目です」


 そして、その後各地の戦線においても同様の現象が確認された。

 そして、彼らは『霊を操り魔を倒す剣士』として、『霊魔剣士』と呼ばれるようになった。

 その後、霊魔剣士の活躍により魔物たちを扉のすぐそこまで押さえ込むことができた。

しかし、人が入れないところに扉が開いているところもあり、魔物を全滅とまではいかなかった。

 その後各国は貴族制を採用し、金持ちと霊魔剣士は貴族にすることとした。

 それにより、一般市民は奴隷のように扱われ、不満が出ていた。


 そんな中、日本の大貴族八百家に無型が生まれた。

 そして、その子が四歳のとき最終検査で無型と判断され、富士の樹海に捨てられたと報道された。


 そして、そんなことがあってから九年後、狂った世界が動き始める。


 『みなさん、この【霊魔剣士育成学園 イクサ】に入学おめでとうございます!

 あなたがたは無型共と違い選ばれたものたちなのです!

 なのでしっかりと学び世界で闘えるようにしましょう』


そんな入学式が体育館でおこなわれていると


 「おい!

 俺様たち第弐型適合者がなんで第零型共と一緒にこんな面倒なの出なきゃなんねーんだよ!」


 柄の悪い筋肉質の男がそう言いながら第零型と思われる生徒たちをなぐっっていた。


 そんな中、


 「ゴメン・・・なさい、遅れました?」


 そう言って入ってく小柄な少年が表れた。

 真っ白な髪に他者を睨み付けるような目、

その目はエメラルドのようにきれいな緑色だった。


 「・・・テメー、何型だ?」


 「第零型適合者」


 「じゃあ、テメェは俺のサウンドバックな」

  

 ニヤニヤしながら刀を抜こうとする男、そして、それを見て刀に手を当てる生徒会長

 第零型と第壱型の生徒たちはそれを見て怯えている。

 しかし、当の本人はというと


 「サウンドバック?」


 どうやら意味がわかっていないらしく首をかしげた。


 「やっぱ、第零型共は馬鹿ばっかだなぁ!」


 居合い切りの要領で切り出す男、周りから悲鳴が上がるのだが


 「?」

 

 「な!」


 何したの?といいそうな顔で男の刀を片手で白羽取りをしていた。


 「刀を、抜いた・・・こと、後悔してね?」


 そう言って、取り出した刀は異質だった。

 取り出しただけで周りを威圧したのだ。

 それを感じた瞬間、誰もが目を見開いた。

 『第零型の刀の威圧じゃあない!』と


 そして、それを平然と持っている少年にも異常さを感じた。


 「僕、刀は特殊刀。

 だから、力加減・・・苦手。

 痛かったら・・・ゴメン?」


 そう言って刀を鞘から抜くと、黒い、漆黒でありながら全てを魅了するような刀身が表れた。


 「ナナシ・・・第一変化」


 そういうと同時に刀からうっすらと炎が現れ、あっという間に業火になった。


 「これ、僕の最大の・・・て、手加減?」


 「なんなんだよ、テメェわぁ!」 


 「僕は、第零型特殊刀適合者・・・ムナ。

 あるもの達・・・に、復讐、しに来た増した?

 ちなみに、13歳です。

 よろしく・・・お願いします?」


 次の瞬間、体育館に驚きの声が響いた。


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