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【プロットタイプ】仲良いね。同じの選ぶなんて

作者: 秋暁秋季
掲載日:2026/11/03

注意事項1

起承転結はありません。

短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。


上手い回答が出来ない人間なので、感想欄閉じてます。

これは読者様の問題ではなく、私の問題。


詳しく知りたい方は代表作の『作品と作者の注意点』に書いてあります。


※『小説家になろう』、『カクヨム』様にも投稿をしております。


注意事項2

勝手気ままに生きている。

そりゃもう三者三葉。

ただ出過ぎた真似すると誰かが止める。

諭羅が我が家に来るのは、鏡花が誘うからであり、諭羅自身が家に入れたくないと、鏡花が思っているからである。諭羅には妹がいて、俺達とも顔見知りであるが、それでも。

現実問題、諭羅が家に来いと言ったことは殆どないし、鏡花も俺もそれで満足している故に、特に何も言うことはない。

だからこそ、こういう事も起きる。


「鏡花、諭羅が来たぞ」

家に居る時は大抵家事か、ダラダラ。其れは諭羅が来る時でも変わらない。ギリギリになって起きれば良い。別に寝ていても大事にはならない。小言は貰うかも知れないが、それでも許されると、そう思っているからこその対応。

絶賛ソファに丸くなり、微かな寝息を立てている。寝ようと思えば一日中寝れる。そういう人間である。

「いいよ。別に気にしてないから」

そう言いながら、勝手知ったる他人の家よろしく、リビングの椅子を引いて、腰を掛ける。

頬杖を着きながら、自宅から持ち込んだ菓子を渡す。中に入っているのは、鏡花が好きそうな菓子類である。あと俺達が好きなインスタントコーヒー。

「俺からはこれ。あと鏡花からはこれ。あと菓子」

「鏡花の分も勝手に渡して良いの?」

「気にしねぇだろ。あと起きないのが悪い。またこのためだけに来て貰うのも悪ぃかな」

俺は土産物袋の中からキーホルダー二つと、クッキーを出すと諭羅に渡す。

鏡花と俺が選んだのはステンドグラス風のキーホルダー。鏡花が選んだのは名所となっている教会、俺が選んだのはSLのもの。二つ並べて見ると模様違いのシリーズである事が分かる。

「……仲良いね。同じの選ぶなんて」

諭羅は二つのキーホルダーを二つ重ねて、ズラすようにして眺め見る。

何処か冷めている。退屈そう、湿気ている、そんな独特の負の感情を纏った視線が其れを貫いた。少なくとも良い感情を持っている様には思えなかった。そしてそれは、鏡花が起きている時にはお目に掛かれない視線だろう。

「別に。お前が好きそうなものって思ったら其れになっただけだ。あと気に入らないなら、俺が貰う」

「なんで? 気に入ったけども」

虚をつかれた様な顔をして、此方を見た。『何故その様な事を聞くのか?』と言うような。『何か気に入らない事を此方から言ったのか』という様な。

「お前時々すげー退屈な顔するよな。気に入らないならハッキリ言えよ」

「…………あのさ、私の我儘なんだけど」

「あぁ」

「……」

「早く言えよ。面倒臭いな。鏡花が起きてないと物もろくすっぽ言えないのか?」

「瑠衣って鏡花が居ないと物凄く優しいか、物凄く厳しいかの何方かだよね」

「言っとくがそのキーホルダー、鏡花が買った他の土産よりも高ぇから。他の友人のより特別扱いしたって、ボヤいてたから。あーだこーだ言いながら買ってたから。朝無くして、お前に土下座して詫びるとか叫んでたから。ただそれだけ」

するとあの切れ長の目を見開いて、また土産物を見た。其から何とも筆舌に尽くし難い、声音で、ただそう言った。

「…………有難く戴くよ。ごめん。興味無さそうな顔をして。

ただ、なんて言うかな。私が来たからには起きてて欲しかった。自分の手で渡して欲しかった。……色違いのもの渡すなんて、長らく一緒にいる友人なら有り得るのかなって思った。其れとも瑠衣が先に選んで、鏡花が流される様に選んだのかと思った。

あと、無くさないで欲しかった。そうやって叫ぶなら。土下座試みるなら」

「最後のは次いでに付け加えたろ。腹いせか?

単純に『お前が好きそうなもの』の考え方が一致してただけだろ。お前と俺が鏡花に土産買う時も同じの買うんじゃねぇか?」

「そういうもの?」

「俺はそう考えてる」

ソファからもぞりと起き上がったのは、鏡花である。変わらず寝ぼけた状態で暫く諭羅を見ると、のほほんとした声で指さした。

「あらぁ、ゆらりぃ」

「相変わらず寝るのが好きなようで」

「旅行帰りだからさぁ、一日は寝られるよ。あ、お土産さぁ」

「もう渡した」

「あらぁ、瑠衣たん有難う。何する? アニメ見る?」


オマケ

「ねーこの子さぁ」

「警戒心なさすぎでしょ? 男を部屋に連れ込むなよ。女の子一人でしょ? 何かあったらどうするの?」

「もーゆらりぃお堅い〜」

「鏡花にだけは言われたくないよ。他人来ても爆睡してるし」

「いーじゃん、ゆらりぃだからさぁ。

倫理感ガチガチだし、私に手を出したら自殺するでしょ〜」

「……この男、諭羅に似てる。腹黒そう。外堀埋めそうなところ」

「あー瑠衣たん、確かにね。彼女出来たらそうしそう」

「君達、失礼って言葉知ってる?」

基本物凄く勝手気ままに三者三葉生きてるんですが。

友人が来ても平気で寝てるし、

土産物貰っても渋い顔するし、

基本ノンデリだし。


互いが互いに好きに生きてるから、

『まぁいっか』

みたいな空気観。

ただ行き過ぎると、誰かが止める。

基本は諭羅。たまに瑠衣と鏡花。


瑠衣が何時もより辛辣なのは、

『お前、人の気持ち踏み躙るやつだっけ?

そうやって貰ったものにケチつける奴だっけ?

過程話せば何時もの面倒臭い癖(メンヘラ癖)抜けんだろ』

と思ったから。


諭羅が微妙な空気出したのは、

いつものように『じゃあ鏡花もコレにする〜』とか、『その場のノリと勢いで買った』のかなとか、思ったから。

『食べてなくなる。荷物にならない関係性を求められてるのかな』みたいな。


それは其れで良いと思ってるから、別にこれ見よがしに文句付けてない。

ただ『本質はそうじゃないじゃない?』『他の子相手の贈り物、めちゃ悩むじゃない?』って。


分かったのは瑠衣だから。

長年の付き合いと、人間関係から推測したから。

メンヘラ嫌いだから除湿機なんですよ。瑠衣。

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