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歌詞⑪ 始めと終わり

作者: WAIai
掲載日:2026/05/07

「もういいか」

何度も何度も、そう思ってきた。


けれど、いざ実行すると躊躇してしまう。


まだ希望があるんじゃないか?

まだやれることはあるんじゃないか?


答えは自分の中。

他人が教えてくれるなんて甘い。


人生は自分のもの。

始まりも終わりも自分で決めろ。


1人くらいいなくなったくらいで、他人の生活が変わるわけではない。


でも何か悔しい。

「もうちょっと頑張ってみよう」


川のほとりに1人立つ。

青や緑に澄んだ川を、気持ち良さそうに魚が泳いでいく。それを自分は第3者の目で見ている。


足を浸すと、最初は冷たいが、慣れていく。

このまま、魚として生きるか。


そんなことを思い、両足を川の中につける。


「流されないかな」

望んでみても、止める人は皆無。

舌打ちして、空を見上げる。川を反射したような、美しさ。目を閉じて、心を落ち着ける。



「そろそろかな」

何度も何度も言い聞かせてきた。


けれど、いざ実行すると、足が竦んでしまう。


まだ自分の居場所を見つけられるんじゃないか。

まだこのままでいたいんじゃないか。


答えは自分の中。

他人が助けてくれるなんて、甘い。


人生は自分のもの。

始めも終わりも、1人ぼっち。


もし自分がいなくなったとしても、誰も悲しまないに違いない。それが腹が立つ。


「もうちょっと、続けてみるか」


川のほとりに1人立つ。

青や緑に澄んだ川を、気持ち良さそうに魚が泳いでいく。それを自分は第3者の目で見ている。


足を浸すと、最初は冷たいが、慣れていく。

このまま魚として生きるか。

そんなことを思い、両足を川の中につける。


「流されないかな」

望んでみても、止める人は皆無。

舌打ちして、空を見上げる。気持ちを落ち着かせるような、青と白の織物。目を閉じて、今は風に体を預ける。

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