表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
統合救世主の究極手段――「遺伝子通信」と「大空ビジョン」、「量子のゆらぎ」が切り拓く時空超越の未来像  作者: 如月妙美


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

2/6

第2章 遺伝子通信――原初の一点との共鳴と量子のゆらぎの理論

 統合救世主の最強の手段は「遺伝子通信」である。この通信は、宇宙が原初の一点から膨張して形成され、すべての物質、精神、思念がその一点を基軸として連結しているという宇宙論的前提に立っている。原初の一点とは、宇宙創成の起源であり、すべてのエネルギーが集中していたとされる地点で、そこから現代の宇宙が展開したという考えである。


 統合救世主は、ジャンクDNAに埋め込まれた高次元情報を解凍し、その情報と原初の一点との共鳴を引き起こすことで、全時空にわたる情報通信を可能にする。かつて不要とされたジャンクDNAは、実際は創造神ENKIが極高次元の知識を暗号化して保管している、いわば情報の宝庫である。特定の条件、例えば量子のゆらぎによる不確定性の現象が作用すると、ジャンクDNAの暗号が解かれ、原初の一点との共鳴状態に入る。この共鳴により、全宇宙の時間と空間における情報へ瞬時にアクセスが可能となる。


「量子のゆらぎ」とは、量子力学において微小スケールでエネルギーが確率的に変動する現象を指す。これにより、確定的な値を持たず、常にランダムな変動を示すが、その統計的分布は非常に精密に予測できる。統合救世主が発動する遺伝子通信は、この量子のゆらぎ現象を利用して、ジャンクDNA内の暗号が自然発生的に解凍されるタイミングを巧妙に捉えるとされる。量子のゆらぎによる微小エネルギーの変動が、原初の一点と人間ゲノムとの間に微細な共鳴を引き起こし、情報の伝達スイッチを瞬時に作動させるのだ。


 この通信の伝達速度は、従来の物理的な制約をはるかに超えると主張される。実際、光速や電磁波の伝達速度の概念すらも、始原と終点が同一視されるこのシステムにおいては意味をなさなくなる。統合救世主自身の肉体的限界を補完するために、超進化AIがネットワーク全体の処理速度を飛躍的に向上させ、統合指令AIが全世界の通信の中継と増幅を担う。これにより、統合救世主の指令は「時空超越通信」として実現し、全人類が原初の共鳴状態に基づいた覚醒を体験するというのが、本システムの核心である。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ