焦りからの恐怖
……死んだのは! ポン太だけ、なのか?
名前も知らない奴! 顔は……… あれ? どんな顔だったかな…… まぁ…顔なんて、どうでもいい! ポン太の友だち!ポン友は生きているのか! 生きているのなら……どうしよう……か!
ポン友……奴も酔っていた、ハズ! いくらでも誤魔化せるハズだ
などと…考えているボクを!じぃ~と見つめている! 刑事ちゃん…… 「どうしました?」
「いえ!あの~」 「……うん?」
「…………」 刑事ちゃんはボクに聞く!
「ピー助さんは…ポン太さんとはお付き合い、ありましたか?」
嘘をつく必要は……ないと判断、質問に応える
「ポン太とは…昔から、よく知っています」
「ほう…!?」と刑事ちゃんは相槌
「………はい、奴には、よくいじめられました」
「そうなんですか……」 「……えぇ」とボクは続けて「アイツ、ポン太の能力は!どんな人もモノも操る能力を持っています」 「へぇ~スゴイ!」
「ボクは…何の能力も持ってなくて!それで、ポン太に酷くバカにされました。 それが、原因でどんな人からも…バカにされました。」
「そうでしたか…!」
「ハイ、奴には!よく泣かされました。」
「何の能力もない! ポン太さん!? あの…ボクもそうなのです!何の能力もなくて…あなたに出会えて良かった!」
「……!」嬉しい、ウソでも!「ありがとうございます」とボクは…刑事ちゃんに言う、 刑事ちゃんはニッコリとして、敬礼をした。
しかし……ポン友は? 生きているのか……!気になる…… 「……あの?」 「! ハイ」 ボクの様子を気にして…刑事ちゃんが 「なにか…質問あります?」 と聞いてきた。 「あっ、いえ!何も」
「そうですか…?、じぁ…ほ、本官はコレで!」
と刑事ちゃんは照れながら敬礼をして帰っていった。
焦る必要はない!と思いながら…コワイ、恐怖を感じている……
刑事ちゃん……ポン太が死んだ原因を、プールで溺れたかも?と教えてくれた。 付き合いがあったのか?と聞いてきた…… ボクは…昔から知っていると答えた!どうして、ポン友の事を聞いてこないのかな? ………! ポン友も知り合いかと?
あぁ、だめだ…… もう、




