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慣性の法則

作者: 秋暁秋季

注意事項1

起承転結はありません。

短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。


注意事項2

何時だって慣性の法則です。

俺の知人はかなり極端な行動をする人だった。話す時は司会進行の時のように話し続け、話さない時には一日口を開くことがない。それは何も口だけではなく。行動に置いてもそうだった。何かを始めたら数年間に努力が及ぶのに、やり始めるまでが物凄く長い。始める前までの『嫌だ』『面倒臭い』はほぼ一週間に及ぶ。そうして言い訳は何時もこうだった。『いや、慣性の法則が……』。


「うぅ……宿題面倒臭い……」

「誘ったお前が真っ先にそれを言うのか……」

目の前には取り敢えず置かれた筆箱と、ノート、それから参考書。なお筆箱のチャックは固く閉められていたし、ノートも参考書も閉ざされたまま。やらなくてはならない事は理解しているが、やる気は無い人間のそれだった。奴は筆箱を握り締めたまま、中身を出そうとしない。

「いや慣性の法則が……」

「何時もの口癖の『慣性の法則』ってなんだよ……」

「おや、ご存知ない? 中学生で習う理科の物理的内容だよ〜。だるま落としとか、テーブルクロス引きとか知ってる?」

例えとして出てきたのは性格とは全く関係の無い物理法則。何時からお前は自分の性格を物理法則に準える程に偉くなったんだ。

俺は筆箱を奪うと、中からシャーペンを出し、ノートを広げた。やる気を出させないとずっとうだうだと文句を垂れる。そうして傍らで答える。

「いや、流石にそれくらいは。細かい内容は覚えていないが、動き続けるものは動き続け、静止したものは静止し続けるというあれだろ?」

「そうそう。そこまで知ってたら何も言うことないじゃん」

奴は出されたシャーペンを掴むと、漸く参考書を開いた。黙って問題に取り組んで行く。どうやら此奴の中では全て解決したという事で、無言になる。何も解決してねぇわ。

「答えになってないぞ」

「答えだよ。動き出したらずっと動き続け、止まったらずっと止まり続ける。その行動こそ、慣性の法則だよ。要は私はあの法則と同じで、変化が嫌いなんだよ〜。一度軌道に乗ったものをコロコロ変えたくないの」

そう言って、また黙々と問題を解きにかかる。動き出したただでは列車は止まらない。止まろうものなら反動と摩擦を受ける。だからきっと此奴は終わるまで動き続ける。

基本的に私の行動は

一度やったらずっとやるし、やらなくなったらずっとやらない。

が大元であります。


話し出したら話し続けるし、話さなかったら日がな一日一言も話しません。とっても極端。

それがとても慣性の法則と似通っていたので、書きました。


そうして今の偏食も似たような感じ。

ハンバーガー、フライドポテト、ピザ、明太かミートのパスタ、豚骨醤油ラーメン、ケーキが食べたいです、


ぜーんぶジャンキー⸜(*ˊᗜˋ*)⸝

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