恋は休み時間に24時ーミッキャンとKISSMEー打ち上げ花火ー
掲載日:2021/09/09
この街の昼下がり。
時刻だけが刻々と。
チーズケーキを作ってた、15の僕。
学校に行くと、ミッキャンが言った。ポニーテール。大きな瞳。
「S-E-Ⅹって意味がわかる」
「大人がすることだろう」
キスをした。ミッキャンと15の僕。
「私達、クラスで一番、早いらしいよ」
「そうか」
河川敷の夏休み前。花火がチカチカ、線香花火と打ち上げ花火。
ミッキャンと、また、キスをする。
恋を休んでいる、今。正直。44の僕。
44のミッキャンは44の僕にキスをしてくれるのであろうか。
前略。と決めてみたいが。実際は実際。
チーズケーキをかじる、44の僕。この街に、さよならしても、
誰も泣かないだろう。
僕が、今、欲しいものは、結局、僕でも見つからない。
脳内には、ミッキャンが笑う。
恋は休み時間。迷いなく、この世よ、進め。
昼下がりに、初恋。この街に。
さようなら。
HEARTに恋した物語に終わりなし。




