第4話 状態異常って何だ?
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――本当にどうしようかな………。
チートスキルなしに、攻撃魔法1つも適正なしか………
――もしかしたら見間違いかもしれないし、もう一度ちゃんと見てみるか……
そんな訳ないのだが、現実を受け入れたくなかったため、もう一度ステータスを見ることにした。
―――やっぱり間違ってないよな………。
ん?なんだこれ?
「すいません、これってどういうことか分かりますか?」
「どうしました?」
「いや、この状態異常ってのはどういうことなのかなーと。」
「どれのことですか?」
「え?ここに書いてあるじゃないですか」
「いえ?そんな事はどこにも書かれていませんよ?」
「そ……そうですか。」
確かに書いてあるはずなのだが何故かシスターさんには見えていないらしい。
本当にどういうことなんだ?
「あっこれユーキさんのステータスプレートとなります。今後のステータスはそこで見ることが出来ますので。」
「は……はい!ありがたく貰っていきます。本当にありがとうございました。」
教会でのやる事が終わったので帰ろうと後ろで待っていた母さんの方を向き、呼びに行こうとするが、何やら母さんはシスターらしき人とと喋っていた。
少し待つと、俺の気配に気づいたのか振り向いた。
「ごめんユーキ、少しやる事あるから先に1人で帰ってくれない?」
どうやら用があるらしく俺は1人で帰ることにした。
「分かった。」
母さんにそう返事をし、教会を出て帰路につくのだった。
「ユーキ様に神の御加護があらんことを。」
その言葉を背中で聞きながら。
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さて、どうするか。
チートスキルがなかった上に攻撃魔法もなし。
さらには「腹痛蓄積」とかいう謎の状態異常つき。
でも確か前世で読んだものの中にチートスキルなしでも頑張って成り上がりしたものもあったからな…。
こうなったら白魔法極めるしかないよな…。
てことで、明日から魔法の訓練でもするかーー。
まぁどうやって使うか分からないし、どんな魔法があるかも分からないから、また母さんにでも聞くとするか。
腹痛に関しては一旦保留で。
こんなことを考えながら俺は家に帰ったのであった。
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「ご存じだったのですか? ユーキ様のあのステータスを。」
「どうしてそんなこと聞くのかしら?」
「ユーキ様のステータスが表示された時、他のシスター達は驚いていたのに、あなただけは動じなかったので。 さらに、あなたは『透視』というスキルをお持ちなので、すでに知っていてもおかしくないなと。」
「………あなたの言う通り、私は知っていましたわ。」
「なら、あのようなステータスの原因もご存じだったり?」
「いえ、残念ながら私にもよく分からないのよ。」
「そうですか……。もし、ユーキ様の事が世間にバレたらどうするのですか?」
「特にどうもしないですよ。ユーキは正真正銘私と夫であるユーニスの子供ですからね。仮に世間から何か言われても、何かされても、私たちが命をかけて守りますから。それに、まだあの子に言うつもりはないですからね。」
「なるほど。あなたらしいです。」
「とりあえず、ユーキについてあなた達は何も言わないでくださいね。」
「もちろんですよ。あなたを敵に回すようなことはしませんし、したくないですからね。」
「それなら良かったです。それでは私も帰るとしますね。」
「はい、またいらっしゃってくださいな。」
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――――さてと、今日の夜にでもユーニスに相談しようかしら…。
次回、3月24日22時投稿