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この作品には 〔ガールズラブ要素〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

メッセージ。

作者: SYULI


連絡先を交換した。

初めて貰ったメッセージ。



あ、すきなんだ。って


今さら気付いたんだ



嬉しさよりも遥かに勝る

絶望の瞬間を迎えたんだ



いつも気付いた時には遅くて

取り返しがつかないほど堕ちている



どうして叶わない相手のことを

好きになってしまうのだろう


同じことを何度繰り返したら

二度としなくなるのだろう



初めはそんな感情では無かったはずなのに

会えば会うほど、話せば話すほど、

どんどん気持ちは膨らんでいく



貴女が優しいのは全員に優しいから

他意のない優しさが今は辛いんだ



連絡先を交換するレベルには

自分に対して不快な気持ちは無いのだと

勘違いしてしまいそうになる



新しく増えた連絡先


二度と動かないトーク欄



来るはずのない連絡を待つくらいなら

連絡先を消してしまいたくなる



手が届かないからこそ焦がれるものだから

もっと近く、近くになって

貴方に慣れればこの感情は収まるのかな



時間が解決するまで距離を置くべきか

苦しい気持ちを抑えて近付くべきか


何年経っても何度経験しても

未だに正解が解らないのは何故なのだろう



ああ


どうして世の人間はこの感情を

コントロール出来るのだろう


小説や作り話の世界

恋愛感情に振り回される人物は悪で

見ていていらいらするものなのに

自分の身に降り掛かると二の舞になる



ああかみさま

今すぐこの無駄(いきばのない)な感情を捨てさせて




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