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矛盾?

れいさんが帰ってから、もう3か月が経った。

つばきちゃんの様子は変わった様子もなくいつもの元気なつばきちゃんだ。

でも、最近つばきちゃんと会えない日々が続いている…。

なぜかと言うとつばきちゃんのもう一つの仕事が今は忙しく、畑の方の仕事を1か月お休みにしている。

それに、ほぼ家から出てこないので全然会えない。

私は、たまに自分の部屋からつばきちゃんの書斎部屋で仕事しているつばきちゃんを見えるので見るだけ………。

顔だけ見れるだけ良いかな?

と思っていた…が!


ん?ちょっと待って…。

はたからすると私がやってることってつばきちゃんの会話ん盗み聞きしたりこうやってつばきちゃんの仕事姿を自分の部屋から見たりとかってまるで……

まるで、ス…ストーカーじゃん!!!!!


自分がしていることに青ざめた。


私「私、知らず知らずにスト、スト、ストーカーに…ヤバくない?まじ、ヤバくない。ど、どうしよう…。」


恥ずかしさのあまりベッドにダイブして掛け布団を被った。


私「明日、真澄に相談しよう…。」


私は、1人で抱えられなくなったので真澄に明日相談しようと決めて眠りに着いた。


そして、次の日


キーンコーンカーン


学校に着き、真澄の所に行こうとしたがやはり真澄にも言うのが恥ずかしくなったので自分の席に座った。


真澄「みお、おはよう!」


私「真澄っ!おはよう。」


でも、真澄の方から来てくれた。


真澄「ん?何か元気ないじゃん!何かあったの?」


流石、親友。

私の異変に気づいてくれたらしい。

やっぱり、相談しよう。


私「あ、あのね…ちょっと、相談したい事があって…。」


真澄「ん?…あっ!」


何か感づいたのか真澄が私に近づき、耳元で


真澄「つばきさんの事?」


と聞いて来た。


私「う、うん///////」


私は、恥ずかしくなり下を向いた。


真澄「はぁ〜。じゃ、昼休み聞いてあげるわよ!」


真澄は、溜息混じりに言ってくれた。

私は、そんな真澄に感謝した。


私「ありがとう!真澄!」


真澄「ったくもう〜」


そうして、お昼休みになり真澄と二人で誰もいない部室裏で食べ始めた。


真澄「で、何があったの?」


私「うん。つばきちゃんの事、真澄にはまだ納得して貰ってないのに相談するのはどうかと思うんだけど…でも、一人では抱えられなくなって…」


そう、まだつばきちゃんが好きな事を納得して貰えてないのだ。


真澄「親友なんだから、相談ぐらいは乗るよ!まぁ、良いアドバイスできるか分からないけどねっ!」


私「うん。それでも、良いよ。聞いて貰えるだけ嬉しいから。」


真澄「そう。で、どう言う相談なの?」


私は、真澄につばきちゃんにしてしまった私の行動を話した。


真澄「あちゃ〜。それは、完全アウトだね!」


私「だ、だよね…。」


真澄「でも、それ程好きって事でしょ!」


私「うん!正直、つばきちゃんの全てを知りたいのが正直の気持ち…。気持ち悪いよね…。」


真澄「まぁ、好きな人が出来たらそう言う気持ちになるのはしょうがないよ!」


私「でも、他の人と違って私の好きな人は同性だし…。余計に…。」


真澄「確かにね!でも、本気で好きなんでしょ!それにみおが好きになった人がたまたま同性だっただけで、好きな気持ちは皆んなと同じだと思うよ!まぁ、同性同士だと色々大変な事も多いけど。」


私「真澄…。」


私は、真澄の言葉が嬉しかった。


真澄「でも、みおの行動は完全アウトだからね!」


私「うっ…。うん…。」


真澄「しかもさ、今つばきさんが忙しくて会えてないなら今が我慢時じゃない?我慢する事も大切だよ!そんな事をしてたら、いつかはつばきさんにバレるよ?そしたら、つばきさんはどう思うかな?」


確かに…

つばきちゃんの知らない所でコソコソ私がしてたら、誰だって嫌だって思うよね…

いや、嫌って思うだけなら良いけど…

嫌われちゃうかもしれない!!!


つばきちゃんに嫌われたら私どうなるのかな…?


考えるだけでだんだん落ち込んで来てしまった…。


そんな、様子を見た真澄が


真澄「まっ、まぁ、そんな落ち込まないでさぁ!とりあえず、これ以上酷くならない内に頑張ろうよ!私も毎日でも、つばきさんの相談乗るし!相談じゃなくても、何でも良いからさ!」


私を慰めてくれた。


私「良いの?」


真澄「良いよ!好きになった人が同性なのは、まだ納得っていうか応援する気にはならないけどみおに好きな人が出来た事は正直私は凄く嬉しく思ってるのは本当だし!」


私「真澄…本当にありがとう!」


私は、真澄に抱きついた。


真澄「ちょっとwもう、最近のみおって何か甘えん坊だねw」


私「だって…だって…真澄が優しいだもん!」


真澄「はいはいw」


私達は、ご飯も食べ終わりそろそろ午後の授業も始まるので教室に戻った。


それに私は、真澄に相談した事で気持ちも少し楽になった。

だから、これからつばきちゃんに対して少し我慢しようと決めた。

何を我慢するのか?って言われると分からないけどとりあえず、つばきちゃんの書斎部屋を見ないようする事から頑張ろうと思う。


それから、つばきちゃんの書斎部屋を見なくなって1週間たった夜。

それとつばきちゃんの顔を見なくなってからも1週間。


はぁ〜

やっぱり、顔は見たいなぁ〜。


でも、つばきちゃんに嫌われたくはないしなぁ。


パンッ!


自分の頬を両手で叩いた。


駄目だ!つばきちゃんの事考えると気持ちも落ち着かなくなるから勉強しよっ!


私は、勉強を始めた。


勉強を始めて2時間がたった。


ふぁ〜あ


眠くなって来たので寝ようと電気を消した。


カーテンごしから薄っすらだけど、つばきちゃんの書斎部屋は電気が付いていたのが分かった。


まだ、仕事してるんだね。


無理してなければ良いなぁ。


布団に入り、眠りに入ろうとした時


ブーブーブー


スマホが鳴った。


私「ん?誰よ…?」


もう少しで眠りにつきそう思ったのに。


私は、スマホの画面を見た。


[ライムから新着メッセージあり。]


誰からかメッセージが来たのでアプリを起動した。


私「えっ!?」


バサッ!


メッセージを送って来た相手が、つばきちゃんからだったのでビックリして飛び起きてしまった。


しかも、メッセージ来ただけで心臓がバグバグだ。


私「な、何だろう。」


ポチ


つばき

[こんばんは!夜分遅くにごめんね!

 来週、丁度土曜日クリスマスイブじゃない?予定無かったらで良いんだけど、子供達と昼間一緒に出かけない?こうちゃんも一緒にさぁ?予定あったら、気にしないでね!]


うわぁ〜////


クリスマスイブを一緒に過ごせるなんて、嬉しすぎるじゃん!!


そりゃ、行くに決まってるじゃん!


私は、直ぐに返信した。


[こんばんは!イブ何もないよ!

 仕事は、大丈夫なの?]


ブーブーブー


つばき

[本当!?やった!!

 仕事は、イブ前に終わりそうだから大丈夫だよ!じゃ、イブのお昼にこうちゃんと家に来てね!おやすみ!]


[そっか!良かった!!

 あんまり、無理しないでね!

 イブ楽しみにしてるね。お休み。]



私「キャー!!嬉しいすぎる!!!」


私は、嬉しさのあまり真澄にメッセージを送った!


[真澄、聞いて!!さっき、つばきちゃんからイブ一緒に出かけない?って誘われたの!!楽しみすぎる〜よ〜。]


ブーブーブー


真澄

[リア充かよ!でも、みおが頑張って我慢したから、神様のクリスマスプレゼントじゃない?]


そうか!

神様は、見てるんだね!


私「神様ありがとう!!」


って、純粋かよw


でも、それぐらい私は嬉しい。


それに本当、真澄には感謝しかない。

ここまで、我慢できたのは真澄が毎日つばきちゃんの事を聞いてくれてたからだし。

真澄がいなかったら私ヤバい奴になってたかもしれないしね!


私は、ワクワクしながらイブを楽しみに待った。


そして、イブ当日!


私「真澄ぃ〜。どっちの服が良いかな?」


真澄(どっちでも良いと思うけど?)


私「え〜。こっちだと、ちょっと張り切ってる様に見えるしこっちだといつもと変わらないし…」


私は、真澄にテレビ電話して今日来て行く服を見てもらっている。


真澄(あ〜もう!みおは、何で悩んでんのよ!)


私「だって、今日は特別の日だし…それに好きな人には可愛いと思ってもらえたいし…でも、同性だから変に思われたくないし…。」


真澄(はぁ〜。私、まだみおを応援する気ないんだけどなぁ。)


そうだよ!最近、真澄につばきちゃんの事相談してたから勘違いしてたけど真澄は、まだ反対してるんだよね…。

私、馬鹿だよ。


私「そ、そうだよね。ごめんね。自分で決めるね!ありがとう!じゃ切るね。」


真澄(でも、そんなみおを見るのはレアだし。それに今日は、みおに楽しんで貰いたいから今日だけみおに協力してあげるよ!)


私「真澄…本当、真澄には頭が上がりませんよぉ。」


真澄(はいはい!で、私はいつもと違うみおを見せても良いと思おうよ!だから、こっちの可愛いワンピースが良いと思うけど?それと、マスカラだけでも良いから化粧はしてよね!みおは、元が可愛いからマスカラするだけで充分可愛く見えるから!)


私「で、でも、ちょっと気合い入りすぎでは?」


真澄(馬鹿ね!イブよ!それに相手はあのつばきさんだよ?大人の女性だよ?つばきさんだって、子供達とお出かけって言ってもオシャレしてくると思うんし!それに自然だと思うけど?)


私「そ、そうだよね!ありがとう!頑張ってみる。」


真澄(はいよ!楽しんで来てね!じゃね。)


私「うん!ありがとう。またね!」


私は、真澄に言われた通りいつも着ないワンピースとマスカラをしてこうを呼びに行った。


私「こう、そろそろ行くよ!」


こうが「うん!って、姉ちゃん何か違う!」


うっ//

家族でも、なんか恥ずかしくなって来たぞ。


お母さん「あら!みお、可愛いじゃない!これもつばきちゃんのおかげかしらね!」


私「ち、違うし!もう、時間だから行くね!」


お母さん「はいはい。つばきちゃんの言う事聞くのよ!」


私「分かってるって!じゃ、行ってきます!」


こうが「行ってきます。」


お母さん「いってらっしゃい。」


うわぁ〜


つばきちゃん家に近づくにつれ、だんだん恥ずかしくなったきた///


ど、どうしよう…。


やっぱり、着替えてこようかな?


私「こう、お姉ちゃんちょっと


ピンポーン


えっ?


こうが「ん?何か言った?」


こうががインターホーンを鳴らしてしまった。


私「ううん…。なんでもない。。」


もう、手遅れだ…。


ガチャッ


つばき「はーい!」


わぁ!


つばきちゃん、超綺麗。


真澄が言ったよに、つばきちゃんもオシャレしていていた。


こうが「今日は、よろしくお願いします。」


つばき「おー、こうちゃん偉いね!」


私「つ、つばきちゃん今日はよろしくお願いします。」


つばき「うん!あれ?今日のみお超可愛いね!いつも可愛いけどさぁ!」


もう、可愛いって言葉頂いちゃったよ///

真澄、ありがとう!


私「そ、そうかな//?でも、つばきちゃんのが凄く綺麗だよ///」


つばき「そお?ありがとう!じゃ、行こうか。」


皆んなでつばきちゃんの車に乗り出発した。


最初に向かった先は、ショッピングセンターだ!

そこで、お昼を食べてから行く事になった。

ご飯を食べて少しお店を回ってからまた出発した。


私「お昼奢って貰っちゃってごめんね…。お母さんからお金貰ってるから次から出すから出さなくて良いからね!」


つばき「良いの!今日は、私が誘ったんだから気にしないで!それにもう一つの仕事上手くいって臨時収入もらったし!ここ最近のストレスを解消したいから今日は楽しもうよ!」


私「でも、悪いよ。」


つばき「前にも言ったけど、みおが社会人になったら奢ってもらうから良いの!」


私「でも…まだ、先だし…。」


つばき「じゃ、今日最後にみおにお願いあるから聞いて貰える?」


私「えっ?何お願いって?」


つばき「だから、最後だって!ほら、着いたよ!」


着いた場所は、でかいアスレチックがある所だった。

子供達は、でかいアスレチックを見てはしゃぎ始めた。


新「ここ、俺とこうがが行ってみたいって言った場所じゃん!」


こうが「わぁ!本当だ!めっちゃ、楽しそうじゃん!」


つばき「そうだよ!この前、2人で話してたの聞いて私も行きたくなったんだよね〜」


新「ありがとう!お母さん。」


こうが「ありがとう。新のママ。」


つばき「いえいえ。入場したら、準備運動して怪我しないで遊びなさいよー」


新、こうが「はーい。」


二人は、大喜びで遊びに行ってしまった。


残りの女子軍の私達も、杏ちゃんのペースに合わせてスタートした。


つばきちゃんは、私に本気でアスレチックの勝負を持ちかけ来たので勝負にのった。

杏ちゃんも一緒に。


三時間ぐらい遊んだだろうか?


外が暗くなり始めて来たので車に戻って来た。


つばき「楽しかったね!」


新、こうが、杏「うん!!!」


私「大きくなっても、アスレチックって楽しいもんなんだね!」


つばき「大人になっても、遊び心は子供のままだからねw」


私「本当だよwつばきちゃんあそこまで本気でやってたんだもんw私、可笑しくて笑っちゃったよw」


つばき「あれは、笑い過ぎだったよねw」


2人でアスレチックの話で盛り上がっていたら


新「お腹空いたよ〜」


こうが「俺も〜」


杏ちゃん「杏も!」


と子供達がお腹を空すかしたらしい。


つばき「じゃ、次行こうか!」


次行く?ご飯食べにかな?


と思っているとつばきちゃんが向かった先は、綺麗なイルミネーションを見る場所だった。


新、こうが、杏「きれ〜」


私「ここって…。」


つばき「前、みおがさぁ、ここのイルミネーション見て見たいって言ってたじゃん。だから、来ちゃった。」


ニコッ


ってハニカミながら言ってきた。


確かに見たいなって言った事は、あるけど…。

つばきちゃん家に泊まった時、たまたまTVで流れてた奴でポンっと口に出しただけなのに…覚えててくれてたんだ。


てか、今日私達が行ってみたいって言ってた所を連れてきてくれたんだ!


そんなの、つばきちゃんが行きたい所じゃないじゃん!


私「嬉しい。でも…。」


つばき「ん?でも?」


私「これじゃ、つばきちゃんが行きたい所じゃないよね?」


つばき「えっ?私が行きたい所だよ?」


私「だって、さっきのアスレチックだってっ!」


つばき「私は、皆んなが行きたい場所に皆んなと一緒に行きたかったんだよ!それに私、正直家族三人でクリスマスを過ごすのまだ怖かったって言うのもあったんだ!」


私「えっ?」


つばき「だから、みお達を呼んだの!ごめんね。みおなら、私の臆病な所を見せても良いかなって」


私「そ、そうなの?」


つばき「だから、一緒にクリスマスを過ごしてくれてありがとう!」


私「ううん。こちらこそだよ!誘ってもらえて、正直めっちゃ嬉しかったんだ。」


つばき「なら、良かった。じゃ、中に入って御飯食べよう!」


私達は、イルミネーションの中に入り美味しいご飯を食べイルミネーションを見た。


イルミネーションは、凄く綺麗だった。


何より好きな人と見るイルミネーションは、最高に綺麗に見えた。


それより、つばきちゃんが私にだけつばきちゃんの臆病な所見せてくれたのが何より嬉しかった。


思う存分楽しんで私達帰った。


子供達は、いっぱい遊んで疲れたのか帰る途中で寝てしまった。


つばき「子供達、寝ちゃったね。」


私「今日、いっぱい遊んだから疲れたんだね!」


つばき「みおも眠かったら、寝て良いよ!」


私「眠くないよ!」


久々のつばきちゃんなんだから、もっと一緒にいたいし沢山話したいから寝るなんて勿体ない!なんて言えるわけもないけど。


つばき「まぁ、眠くなったら寝なよ!」


私「大丈夫だよ!あっ、それより私に最後お願いあるって言ってたよね?何のお願いなの?」


つばき「あっ、そうそう。うんとね、みおさ私にずっと会いたがってたんでしょ?」


私「えっ?」


えっ?なに?どう言う事?

何でつばきちゃんの口からその言葉が出るの?


私は、動揺した。


なんて言ったら良いのか分からない。


つばき「宮ママからさぁ、みおがつばきちゃんと会いたいけど仕事が忙しいから我慢してるみたいだって。」


えーーーー!

お母さんにバレてたなんて!

でも、私一度もつばきちゃんの名前出してないのに何で分かったんだろう?


つばき「違ってたら、ごめんだけど宮ママがね。私と会えない時のみおが元気ないの!って教えてくれてさぁ。もし、違ってたらちょっと恥ずかしいけどw」


そっか、お母さん心配してたんだ。

やっぱり、お母さんって凄いなぁ。


私「ううん。違くないよ。正直ね、つばきちゃんと会えないと寂しくなるんだ…。」


恥ずかしいけど、ここは正直に伝えたかった。


つばき「そっか!ごめんね。仕事忙しくてここ最近家からも出なかったから余計会えてなかったよね!」


私「しょ、しょうがないよ!仕事だもん。それにただの私のワガママだしさぁ!気にする必要ないよっ!」


つばき「でも、私凄く嬉しかったんだよね〜。宮ママから聞いた時も今みおから聞いた時も。私ね、みおといると落ち着くんだ!何だろう?みおといる時の自分が素直にいられる感じがあって。って言うか、甘えられるんだよね。みおは、私の年下なんだけどさw」


ちょ、嬉しすぎて顔見れないじゃん///


私「そんな///私なんかっ」


つばき「だから、これが私のお願いなんだけど会いたければ会いに来てよ!私に我慢しなくて良いからさぁ!むしろ、会いに来いって感じだしw」


私「で、でも、仕事で忙しい時に迷惑じゃ…。」


つばき「別に迷惑じゃないよ!だって、みおが来てくれたら私嬉しいし」


もう、つばきちゃんはサラッと私の嬉しい事いっぱい言ってくれる////


それに、これ以上求めたら罰が当たりそうだよ…。


私「でも…。」


つばき「さっきも言ったけど、これはお願いだから私のお願い聞いてよ!ね?」


私「うん…。ありがとう、ね?」


つばき「こっちこそ、ありがとうだよw」


と笑っていた。


つばき「あっ、忘れる所だった。みお、そこのダッシュボード開けて!」


私「う、うん!」


私は、つばきちゃんに言われた通りダッシュボードを開けた!


そこに入っていたのは、可愛くラッピングされている物が2つ入っていた!


つばき「それ、青いのがこうちゃんで赤いのがみおのクリスマスプレゼントね」


私「え!そんな、プレゼントまで悪いよ!今日、全部奢って貰ったちゃったし…」


まさか、プレゼントまで用意してたなんて!


つばき「いや、これ貰って貰わないと逆に困っちゃうし。それに、結構へこむんだよね。ハハ…まぁ、気にいるか分からないけどね。」


私「あっ、そ、そうだよね。じゃ、遠慮なく頂きます。ありがとうございます。」


つばきちゃんからのプレゼントだったら、何だって私は嬉しいよ。


本当、マジで!


って、恥ずかしいから言えないけど。


つばき「いえいえ。」


私「実は、私も大した物じゃないけど新と杏ちゃんとつばきちゃんにプレゼント用意してたんだ。気に入らないかもだけど。ハハッ…」


実は初めての好きな人へのプレゼントだから、ちょっと奮発したんだよね。


それに、真澄にお願いして一緒に買いに行って3時間悩んだのは秘密だけどw


あん時の真澄の顔、疲れ切ってたなw


つばき「いいのに〜。でも、嬉しい!ありがとう。中身見たいから、どっかの駐車場止めていい?」


私「いいよw」


そう言うと、すぐにコンビニの駐車場に車を停めた。


つばき「何かな?何かな〜?」


ウキウキしながら、プレゼントを開けるつばきちゃん。


うわぁ〜


何か、凄く緊張してきたぁ〜。


気に入らなかったどうしよぅ…。


つばき「えっ!ピアスじゃん!」


私「つばきちゃん、耳開けてるからどうかな?って。」


つばき「めっちゃ、可愛い。てか、このピアスの形私好み何だけど!凄い嬉しい!ありがとう」


つばきちゃんは、本当嬉しいそうに言ってくれたので一安心した。


私「良かった。」


つばき「今、つけよう!」


私「今つけるの?」


つばき「えっ?ダメかな?」


私「ダメじゃないけど、少し驚いて。」


まさか、すぐつけるとは思わなかった。


つばき「だって、可愛いからすぐつけたくなって!だから、つけるね」


と言い、本当につけてくれた。


つばき「どう?」


私「うん、似合ってる!」


つばき「やっぱり、みおってセンス良いよね!本当ありがとう。」


私「そんな、センス良くないよっ!つ、次私も開けて良い?」


つばきちゃんは、いつだって褒め過ぎるから恥ずかしくなる。


つばき「うん!どうぞ!」


私は、つばきちゃんから貰ったプレゼントを開けた。


私「これって…。」


つばき「実はさぁ。みおのだけ何がいいのか分からなくって。ハハッ…。やっぱ、プレゼントあげるんだから、喜んで欲しいさぁ!だなら、今日みおが欲しいそうにしてたのをプレゼントしました!」


そう、これは今日ショッピングモールでお昼食べた後、みんなでお店を回った時にアクセサリーショップで見てたネックレスだった。

大人っぽくて可愛いかったので、欲しかったけど値段が高かったので諦めた物。


私「でも、こんな高いの…。」


つばき「良いんだよ!前にも言ったけど私、あそこの家に来て皆んなと仲良く慣れた事凄く嬉しかったんだ!私、シングルでぶっちゃけ不安しかなかったけど宮ママや仕事場の人たちのお陰で私勇気でたんだよね!それもこれも、みおがここの良さとか色々教えてくれたおかげだから、みおには感謝も込めてのクリスマスプレゼントだから受け取って!」


私「あ、ありがとう。本当、ありがとう。」


つばき「どういたしまして!」


凄く嬉しい。


クリスマス雰囲気のせいなのか何だか、今凄く自分の気持ちを素直に言いたくなった。


私「つ、つばきちゃん。」


つばき「ん?どうしたの?」


私「私、つばきちゃんの事が…好きだよ。」


いっ、言ってしまった!

ヤバイ…つばきちゃんの顔が見れない…。


つばき「えっ?私も好きだよ!」


私「えっ?」


私は、驚いてつばきちゃんの方を向いた!


つばき「澪ってさぁ、面白いし友達な感じでふざけ合えるし、何よりみおといると落ち着くんだよね!」


友達としてか…。

そりゃ、そうだよね…。


でも、それでも良いよね!


私「私も同じだよ!!」


私の始めての告白は、失敗で終わった。


つばきちゃんには、一応好きとは言えたから私的に少しスッキリした。


でも今回は、クリスマス雰囲気で言ってしまったけど今度からは気をつけないと!


つばきちゃんの隣に居れなくなるかもしれないし…。


それだけは、嫌だから!


私が気持ちを隠し通せば、つばきちゃんの隣に居れる。


つばきちゃんと何事もなく、楽しく過ごせれば私はそれだけでいい…。


つばき「今日は、本当楽しかったありがとうね!お休み」


私「私も楽しかった。ありがとう。おやすみ」


つばきちゃん達とお別れた。


それから、新年が来た。


つばきちゃん達は、つばきちゃんの実家でお正月を迎えていた。


お正月も終わり、もう冬も終わる季節がやってきた。


真澄「もうすぐ、3年になるね!」


私「ねぇ〜。3年生になると進路とか決めないといけないよね〜。」


今は、部活が早く終わったので真澄と公園に来ていた。


真澄「だね〜。みおは、進路とか決まってるの?」


私「ん〜。とくに、決まってないよ。だから、多分そのまま実家の仕事を手伝うことになるから就職になるかなぁ〜。」


真澄「そっか!みおは、良いね!実家が農家だから就職先が決まってて!」


私「確かに面接とかいらないで働けるってのが良いよね〜。てか、真澄は決まったの?」


真澄「私は、デザイナーの学校行こうかな?って思ってんだよね〜。」


私「いいじゃん!真澄、オシャレだから合ってると思うよ!でも、デザイナーの学校ってここら辺ないよね?何処行くの?」


真澄「ん〜。東京!」


私「えっ!?東京?」


真澄「うん!東京。私、向こうでバイトしながら一人暮らしして学校行きたいんだよね〜。まぁ、親が何て言うか分からないけどね!」


私「真澄凄いなぁ〜。私は、ここから離れる事なんて考えてなかったなぁ〜。」


真澄「そりゃ〜ね〜。」


と言い、横目で見てきた。


私「何よ?」


真澄「だって、みおは大好きなつばきさんがいるここの場所を離れるなんて絶対しないだろうなぁ〜ってw」


私「うっ…。」


図星だ!


真澄「ハハハw本当、好きだよね!」


私「っ///////」


真澄「てかさぁ、本当このままで良いの?」


私「何が?」


真澄「いや、このまま何も言わなくて良いのかな?って!」


私「どうだろう?分からない…。それに、告白して上手くいかなかったらって思うと怖くて何もできないんだよね…。」


真澄「ん〜。でも、今はそれで良いのかも知れないけどつばきさんがこの先誰かと付き合いだしたら?それでも、側に入れるならこのままで良いの?それに、みおは誰かと幸せそうにしているつばきさんを側で見てられるの?」


私「それは…。」


そんなの、何回も考えた事があった。

でも、それでも勇気がでない。

それにクリスマスの時みたいに勇気を出したところでまた失敗で終わりそうな気がして余計に勇気がでない。


真澄「まぁ、みおが良いなら私は良いけど。でも、そのままだとみお前に進まないよ!私は、みおには幸せになってもらいたいと思ってるよ。親友として!」


私「真澄ぃ…。」


真澄「それと私、みおの恋を応援したいと思ってるから!」


私「えっ?今なんて?」


真澄「だから、みおの恋を応援するって言ったの!」


私「だって、真澄…同性同士の恋なんで絶対辛いに決まってるから私は認めないって!」


真澄「今だって、思ってるよ!でも、みおが一途でつばきさんの事想っているのを近くで見てたら、応援したくなるじゃん!」


私「う、嬉しい…。」


真澄「ちょっと、泣かないでよw!」


私は、嬉しくて泣いてしまった。


だって…。


私「だって…だって、親友に納得して貰ったうえに応援までしてくれるなんて嬉しくて嬉しくて…。」


真澄「でも、私が出来るのはみおの背中を押す事と辛くなったら側にいてあげる事それに失恋したら慰める事、相談にのってあげる事しかできない。あとは、みおの気持ち次第だよ!」


私「うん!ありがとう。色々考えてみるね!」


確かに真澄が言うように、このままだと前には進めない。

でも、つばきちゃんのそばに居られなくなるのは怖い。

それに、つばきちゃんが誰かと幸せならそれでも良いいと思ってるのに胸のどこかで誰かと幸せそうなつばきちゃんを見たくないと私は思っている。

私の気持ちは矛盾ばかりで嫌になる。


いったい私は何がしたいのだろうか…。

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