再会…?
お母さん「みお!ちょっと、みお起きて!」
私「なぁに?まだ、お祭り行く時間じゃないでしょ…」
私は、近くの時計をみてまだ7時半だったのでお母さんに背を向けまた眠りにつこうとしたが
お母さん「ちょっと、起きなさいって」
私「もぉう…お祭りに行く時間まで、まだ時間あるじゃん」
お母さん「ちょっと、つばきちゃん家に行って欲しいんだけど!」
バサッ
私は、つばきちゃんって言葉に反応してしまい起き上がった。
私「なんで、つばきちゃん家に?」
お母さん「今日、7時に出勤するって言ってたんだけど、来なくてね。で、電話したんだけど出なくて心配だから見に行って欲しいの。お母さん達、仕事で行く時間ないのよ。だから、お願いね」
と言い残し、お母さんは仕事に戻ってしまった。
私は、急いで着替えて歯磨きして玄関から出ようとした時、寝起きのお兄ちゃんに呼び止められた。
竜人「みお!そんな、慌ててどこ行くんだ?」
私「つばきちゃん家」
少し、表情が変わった。
竜人「何で?」
どうやら、気になるらしい。
私「出勤の時間になっても、来なくて電話かけたけど出ないから心配だからお母さんにつばきちゃん家に行って来てって」
竜人「ふーん。どうせ、飲みすぎて起きれなくなったんじゃねーの?」
私「そうだとしても、心配だから行ってくる」
と言い、つばきちゃん家に向かった。
前のお兄ちゃんなら、絶対興味を持たないのに!
お兄ちゃんを見ても怖がらない、つばきちゃんが少し気になるのだろうか…。
と思っているとつばきちゃん家に着いた。
ピンポーン♪
何回かインターホーンを鳴らしても応答がない。
物音もない。
私「いないのかな?」
でも、車はある。
また、歩いて…?
私はスマホをポッケから出し、つばきちゃんに電話をかけた。
♪〜
私「ん?」
かすかに家からつばきちゃんの着信音が聞こえるが出る気配はない。
私「家にいるのかな?でも、物音しないし…」
私は、もう一度インターホーンを鳴らした。
………
やはり、応答はない。
今度は、玄関を叩こうと思い玄関を見たら少し玄関が開いてた。
私「えっ?ちゃんと、閉めないと駄目じゃん!」
つばきちゃん家は、玄関がスライド式だからちゃんと閉めてないと鍵しめても開いたままになる事がある。
私は、取り敢えず玄関を開け中に入った。
私「お邪魔します。つばきちゃんいる?」
と少し大きな声で言っても応答はない。
寝室に行ってみたがつばきちゃんはいなかった。
私「留守なのかな?」
と思いリビングに向かった。
ガチャ
私「いた!」
そこなは、テーブルに顔を伏せて寝ているつばきちゃんがいた。
テーブルの上には、空になったお酒缶が3缶
あった。
尺だけど、お兄ちゃんが言った通りつばきちゃんはお酒を飲みすぎて起きれなかったみたいだ。
でも、何もなくって良かった。
私「つばきちゃん、起きて!」
と私はつばきちゃんの肩を叩いたが起きない。
もう、一度起こそうとした時
つばき「あいた…いよ……。れい。」
ズキンッ
つばきちゃんは、寝言を言っていた。
私はその寝言に胸が苦しくなった。
れい?ってつばきちゃんの大好きな人なんだろうか…。
私「ん?」
つばきちゃんをちゃんと見てみたら、手に見た事ないハートのネックレスを握っているのを見つけた。
これもそのれいって人から貰ったのだろうか…
それを握って寝ているって事はとても大事な物だろうなぁ…。
つばき「んっ…ん〜。」
とようやくつばきちゃんが起きた。
私「つばきちゃん大丈夫?」
つばき「ん?みおぉ?」
起きたら、目の前に私が居る事にビックリしている。
私「ごめんね。電話とインターホーン鳴らしても応答無くて玄関叩こうとしたら玄関開いてて、つばきちゃんが心配になって中に入っちゃったの」
つばき「そうなんだ。ごめんね…イテッ」
どうやら、二日酔いになったのか頭痛がするみたいだ。
私「大丈夫?お水呑む?」
つばき「呑む…。」
少し辛そうだ。
私は、コップにお水を入れつばきちゃんに渡した。
つばき「ありがとう…。」
ゴクッゴクッ
つばきちゃんは、一気に水を飲み干した。
つばき「ふぅ〜。ごめんね、みお。ありがとう」
私「大丈夫だよ!逆に大丈夫?」
つばき「うん。大丈夫だよ…。」
私「良かった。」
つばき「てか、みお何でここに?」
私「あっ、お母さんが出勤になっても来ないから心配だからって」
つばき「えっ?今何時?」
と、慌てた時計を見たつばきちゃん。
つばき「もう、8時!?やばい!」
また、慌てて支度をし始めた。
私「つばきちゃん、そんなに急がなくても。」
つばき「遅刻してるし、急がないと」
と5分で準備終えた。
私「朝ごはんは?」
つばき「食べない。それにもういかないと。」
私「でも、朝ごはん食べないと体もたないよ?」
つばき「大丈夫!それに、今日みおとお祭り行くんだからそこで沢山食べるから大丈夫!」
とハニカムつばきちゃん。
私「でも、二日酔い辛くないの?」
つばき「辛くないって言うと嘘になるけど…でも、みおとのお祭りは凄く楽しみだから辛くても行く!それにその頃には落ち着いてるから大丈夫!」
私「そ、それなら良いけど///」
私はつばきちゃんが凄く楽しみにしてるのが伝わってきて嬉しくてつばきちゃんの顔が見れないでいた。
つばき「それと、起こしに来てくれてありがとう!」
とつばきちゃんは優しい目で私を見た。
私「////だ、大丈夫だよ」
私は、またつばきちゃんの顔を直視できなかった。
私達は、つばきちゃんの家を後にした。
つばき「じゃ、みお!また後でね!」
私「うん!頑張って!」
とつばきちゃんは、仕事に向かった。
私は、朝ごはんを食べお祭り会場に向かった。
私「おはようございます。」
会場に着き、会長と皆さんに挨拶しお祭りの見回りを始めた。
見回りの途中、真澄や部活仲間、友達それにタカにも会った。
タカは唐揚げを奢ってもらって、また見回りを再開し迷子の子、怪我した子、色んな子供達を保護してたりなんだかんだ忙しいかった。
あっという間に交代の時間に迫ってきたのだ会長達がいる場所に帰ろうと思った時!
「わ〜ん!痛いよ!」
近くで小さい女の子が泣いているのが聞こえたので私はその女の子の泣き声を聞いて女の子を探した。
女の子「ママ、痛いよ!」
女の子のお母さん「これは、痛いね!どうしよう!絆創膏もってないし…」
そこには、転んだのだろうか膝に少し大きな擦り傷を負った女の子とクールなお母さんがいた!
歳は、つばきちゃんと変わらない感じのお母さんだ。
私「大丈夫ですか?もし、良かったら救急場所まで案内しますよ?」
女の子のお母さん「本当ですか!ありがとうございます。」
と女の子のお母さんが女の子を抱っこした。
私「こちらです!」
私は、救急場所に案内した。
女の子のお母さん「本当ありがとうございます。」
私「いえ。私は、お祭りの係りの者なので気にしないでください。」
女の子のお母さん「そうなんですか!若いのにえらいですね」
と女の子のお母さんがニコッと笑った。
私「ん?」
この人どっかで見た事あるような…
てか、この女の子もどっかで…
女の子のお母さん「ど、どうかしました?」
私がずっとその人を見てたもんだから女の子のお母さんが困った顔して聞いてきた。
私「あっ!すいません!どっかで、見た事あるなって!」
女の子のお母さん「えっ?そうですか?私、ここに来るの初めてなのですが。」
私「そうなんですね!じゃ、勘違いですね!てか、ここに来る初めてって事は、何処の人何ですか?」
女の子のお母さん「千葉県です!」
私「随分、遠くからお越しくださったんですね!」
女の子のお母さん「まぁ…ちょっと、会いたい人がいて」
私「そうなんですか!その人に会えたんですか?」
女の子のお母さん「ここにいるかも分からないから!」
と私の質問に女の子のお母さんが苦笑いで答えてた!
あちゃ、まずい事聞いたのかな?
私が少し困っていると
女の子のお母さん「あっ、ごめんね!暗いよね!」
私「い、いえ!大丈夫です!でも、会えたら良いですね!」
女の子のお母さん「ええ!会えたら良いな。」
とその人の事想っているのか、凄く優しい顔をして答えていた。
女の子のお母さんにとって、その人は大切な人なんだろうな!
ここにいるのか分からないのに千葉県から来てるんだならそうだよね!
と考えていら、救急場所に着いた。
女の子のお母さん「ありがとうございました。」
とお礼を言い深く頭を下げている。
私「いえ!気にしないでください。それでは!」
私は、女の子、親子と別れ急いで会長達の場所に向かった。
私「お疲れ様でした!」
会長「お疲れ様。ありがとうね。助かったよ!」
私「いえ。」
会長「じゃ、残りの時間楽しみなさい。」
私「はい!お疲れ様でした。」
私は、会長とお別れつばきちゃんが待っている神社の鳥居に向かった!
私「はぁはぁ…。ちょっと、待ち合わせ時間遅れちゃったけどつばきちゃん何処かな?」
走って向かった為、息が荒い私は息整えながらつばきちゃんを探した。
私「あれ?いない。帰っちゃったのかな?」
とポッケからスマホを出しつばきちゃんに電話しようとした時
酔っ払い「いいだろう!一緒に遊ぼうぜ」
と酔っ払いの男性2人が女性に絡んでいたのが見えた。
酔っ払い2「ねぇ!シカトしないでよ!」
その女性は、シカトしているみたいだ。
私「どうしよう…。助けた方が…でも、酔っ払いの男の人2人は。。」
と思っていたら聞き覚えある声が聞こえた。
つばき「だるい!私、友達と待ち合わせしてんの!アンタらとなんかに構ってらんないの!それにそこにいられると友達探せないからどいてくれない!?」
私「えっ?つばきちゃん?」
どうやら、酔っ払いに絡まれてる女性はつばきちゃんだったみたいだ!
それにかなり冷たいトーンだ!
私「つ、つばきちゃん!!」
つばき「ん?あっ!みお!」
私の声が聞こえた、つばきちゃんが酔っ払いの間を抜けて私の元に向かってこようとした時、1人の酔っ払いがつばきちゃんの腕を掴んだ!
つばき「はぁ?ちょっと、触んないでくんない?」
酔っ払い「あ"ぁん?あんま、調子こくなよ!」
酔っ払い2「女だからって容赦しねぇよ?」
つばき「逆に女だからって舐めんよ!?」
つばきちゃんもつかさず、睨み返して酔っ払いに言い返した。
でも、つばきちゃんが危ないのは間違いない。
私は、つばきちゃんを助けようとつばきちゃんの元に行こうとしたら!
???「おい!」
私の後の方でどす黒い声を出した男性が酔っ払いに声をかけた!
酔っ払い「あ"ぁっ…。えっ…。」
酔っ払いは、私の後の男性を見た瞬間真っ青になって震えだした!
後ろ向かなくても声で分かった私は、後ろを振り返った。
竜人「おっ!みお、祭りの手伝い終わったのか!?」
私「うん。何でお兄ちゃんがここにいるの?」
竜人「友達と来てて、騒がしいなってきたらよ!で、お前ら何してんの?」
と視線を酔っ払いに戻したお兄ちゃん。
酔っ払い2「りゅ…竜人さん。お久しぶりです!帰ってきてたんですね!」
竜人「俺が聞いてんのは、何しんてのか?だ!」
酔っ払い「えっと、お…お話してただけですよ。」
竜人「じゃ、その手はなんだ!」
酔っ払いは、ずっとつばきちゃんの腕を掴んだままだったのをお兄ちゃんに聞かれてパッと離した!
酔っ払い「い…いや。これは…あ、あの…。」
凄く動揺し始めた酔っ払い達を見てお兄ちゃんは呆れた様子だ。
竜人「もういい!早く、その人に謝って消えろ!」
酔っ払い「す、すいませんでした。」
酔っ払い2「すいませんでした。竜人さん失礼します。」
酔っ払い達は、つばきちゃんに謝り去っていった。
私「つばきちゃん大丈夫?」
私は、つばきちゃんに近寄って聞いた。
つばき「うん。大丈夫だよ!」
竜人「大丈夫か?」
お兄ちゃんがつばきちゃんに聞いてきた。
つばき「えっ?あっ、うん!大丈夫。」
つばきちゃんは、少し驚いた顔をしていた。
竜人「いくら、気が強くても相手は男二人なんだなら気をつけろよ!」
つばき「はい?私をそこら辺の女性と一緒にしないでくれる?だてにシングルマザーしてないけど?」
とつばきちゃんは少しムッとして言った。
竜人「だからって、アンタは女だろ?女は、男の力には叶わないぞ!」
お兄ちゃんも少し怒り気味に答えた。
つばき「女、女って、女だってっ…!」
つばきちゃんは、次の言葉を飲み込み黙っていた。
どうやら、つばきちゃんは女って言葉が嫌いなのか凄く怒っていた。
どうしたんだろう…つばきちゃん…。
竜人「女だって、何だよ?」
そんなつばきちゃんにつっこむお兄ちゃん。
つばき「何でもない…。」
私は、そんなつばきちゃんを見ていたらつばきちゃんと目があった。
目が合ったつばきちゃんは、申し訳なさそうに
つばき「でも、もう少しでみおを巻き込んじゃう所だったかもしれない…。だから、助けてくれてありがとう。」
とお兄ちゃんの方を向き頭を下げた。
竜人「べ、別に大した事してねーし。」
つばきちゃんにお礼を言われて照れてしまったのか、少し動揺しているお兄ちゃん。
つばき「みおもごめんね?」
とさらに私に謝ってくるつばきちゃん。
私「私は、別に大丈夫だから!つばきちゃんが無事ならそれで良いから私は!」
つばきちゃんは、少し嬉しい顔している。
つばき「じゃ、行こっか!」
と私の手を取り行こうとするつばきちゃんにお兄ちゃんが
竜人「えっ?何処に?」
つばき「何処にってみおとお祭りデートだけど?」
デ、デ、デート?
これってデートって思って良いの?
と顔が緩んでしまった私。
竜人「あっ。そ、そうだよな!」
つばき「それじゃ!」
竜人「つ、つばき!みおをよろしく頼むぞ!」
つばき「えっ?」
お兄ちゃん、今なんて言った?
つばき?つばきちゃんの事つばきって呼んだ?
竜人「な、なんだよ!」
驚いているつばきちゃんにお兄ちゃんは、聞いた!
つばき「えっ!いや…。つばきって聞こえたから聞き間違いかな?って」
竜人「はぁ?聞き間違いじゃねぇよ!アンタって名前じゃないって怒ってただろう!ダメなのかよ!」
驚きが止まらないつばきちゃんにムッとしたのか少し拗ねている。
それにしてもやっぱり、お兄ちゃんはつばきちゃんの事つばきって呼び捨てで呼んだ!
ザワッ
私の胸がまたザワめきだした。
つばき「いや…別に良いけど名前で呼ばれると思わなかったからつい…。」
竜人「家族は、下の名前で呼んでるのに俺だけ苗字ってのも辺だろ」
つばき「変じゃないけど…まぁ、アンタって言われるより全然良いけど!じゃ、みおの事は、任せて!みおのお兄ちゃっ」
竜人「竜人!」
つばきちゃんに最後まで言わせずにお兄ちゃんが答えた!
竜人「俺の事は、竜人だ!みおのお兄ちゃんは、長いだろ!」
と恥ずかしいのを隠しながらつばきちゃんに言っているお兄ちゃん。
つばき「ふっwわかった!竜人ね」
と笑って答えたつばきちゃんを見たお兄ちゃんは、少し顔が赤くなっていた。
私の胸のザワめきは、止まらないでいた。
つばき「じゃ、みおを任せて!竜人!」
と私の手を掴んでお兄ちゃんと別れた私達。
つばき「みお、お待たせしてごめんね!何から食べる?」
と手を掴んだまま聞いて来た。
私「何でも大丈夫だよ!」
私は、なんだか気が乗らなかった…。
お兄ちゃんとつばきちゃんの仲が良い方向に向かっている事が気になって…
仲良い方が良いに決まってるけど…
私は、何だか嫌だった。
つばき「じゃ、唐揚げ買ってくるね」
と言い唐揚げの屋台に並んだ!
私「私って性格悪いなぁ…。」
つばきちゃんが並んでる後ろ姿を見なから自分の性格の悪さに更に落ち込んだ。
ちょっとして、つばきちゃんが唐揚げを買って戻って来た。
つばき「おまたせ!みお、あーん!」
と言い、唐揚げを私にあげようとするつばきちゃん。
私「私は、大丈夫だよ!つばきちゃん食べなよ!お腹空いてるんでしょ?」
つばき「私も食べるよ。みお、唐揚げ嫌いなの?」
私「嫌いじゃないよ、むしろ好きだよ!」
つばき「じゃ、はい!あーん!」
私「えっ…!じゃ、あーん。」
とまた私の口元に唐揚げを近づけたので私はつばきちゃんに唐揚げを食べさせてもらった。
つばき「美味しい?」
とあの可愛い笑顔で聞いてきた。
私「うん///美味しい//」
あの顔をされるとつばきちゃんの顔をまともに見れなくなる私を知るよしもないつばきちゃん。
つばき「次、何食べようかな〜?」
次の屋台見始めた。
さっきまで落ち込んでいた私は、いつのまにか元気に戻り、つばきちゃんと二人で沢山屋台をまわった。
沢山食べたし、沢山クジもした!
落ち込んでいたのが嘘かのように楽しんだ!
つばきちゃんは、人を元気にする力がある。
そんな、つばきちゃんが大好きだ。
つばき「沢山まわったね〜。てか、トイレ行きたいんだけど近くにコンビニある?」
私「あるよ!こっち!」
私達は、近くのコンビニに向かった。
コンビニに向かう途中、私は気になっている事があったからつばきちゃんに聞いた。
私「気になってたんだけど、コンビニでお兄ちゃんと何か合ったの?」
そう、初めてお兄ちゃんとつばきちゃんが合った日2人はコンビニで何かあったらしく二人はバチバチだったのが気になっていたのだ。
つばき「あ〜。あの時ね、コンビニのお菓子コーナーで私が端っこ歩いてたのに竜人が堂々と真ん中歩いてて肩ぶつかったのね!そしたら、舌打ちされたさぁ!そん時は取り敢えず気にしないでお酒コーナーで何のお酒飲もうか悩んでたのね!そんな私が邪魔だったのか後ろから『邪魔!』って言われたの!まぁ、実際邪魔だったから仕方ないかもしれないけど言い方がムカついたんだよね!そこでも、耐えたんだけど。最後に私がレジに並ぼうとした時に竜人はお会計終わって外に出ようと所だったんだけど、また肩ぶつかったんだよね!そしたらさぁ、『アンタ本当邪魔だな!』って言われてプッツーンキレて私もさぁ『図体でかいくせに器小せい男だね!』って言い返ししちゃったんだよね!私ってムカついたら周り見えなくてさぁ…だから、今日も…」
私「そうだったんだ!お兄ちゃん、態度悪くてごめんね!それに、今日のことは、本当に気にしてないからね!でも、その後は何もなかったの?」
つばき「その後、お互い睨み合いだよ!私もムカついてるし竜人もムカついてるからねwでもね、急に外見て少し慌てた様子で外に出たんだよね!今思えば、みおを見つけたから外にでたんだろうねw」
私「そ…そうだったんだね…。でも、つばきちゃんお兄ちゃんみても、怖くなかったの?」
つばき「そりゃ、怖かったよwでもね、ムカつきすぎてwはっはっはw」
笑い出しだつばきちゃんを見て、私も何だかおかしくなって2人して笑った。
そんな、他愛のない話をしているとあっと言う間にコンビニに着いた!
つばき「みおは、トイレ大丈夫なの?」
私「私は、大丈夫だよ!」
つばき「じゃ、行ってくるね!」
とコンビニの中に入っていった。
私は、コンビニの外でつばきちゃんを待っていると
???「あっ!お祭りのお姉ちゃんだ!」
と女の子の声がした方向を向くとそこには、お祭りの時転んで泣いていた女の子とそのお母さんがいた。
私「あっ!どうも!」
女の子のお母さん「こんばんは!さっきは、ありがとうございました。ほら、美玲も!」
女の子の名前は、美玲ちゃんらしい。
美玲「お姉ちゃん、ありがとう!」
と笑顔でお礼を言ってくれた。
私「美玲ちゃんって言うんだね!可愛い名前だね!今度は、転ばないように気をつけてね」
美玲「うん!気をつける!」
美玲ちゃんのお母さん「まだ、見回りですか?長い時間、大変ですね…。」
私が1人でいたからか、まだ見回りしていると勘違いしている。
私「いえ。もう、終わりましたよ。今、知り合いがトイレに行っているので外で待ってるんです。」
美玲ちゃんのお母さん「そうだったんですね!」
私「そう言えば、会いたい人はいましたか?」
美玲ちゃんのお母さん「いいえ。いませんでした。今度は、違うお祭りを探してみようかと思ってます。」
私は、美玲ちゃんのお母さんにとって本当に大切な人なんだろうなっと、改めて思った。
私「会えたら良いですね!」
美玲ちゃんのお母さん「はい!では、これて私達は失礼します」
私「はい!気をつけて帰ってください。」
美玲ちゃんのお母さん「ありがとうございます。」
と美玲ちゃん親子が帰ろうとした時、つばきちゃんが戻ってきた。
つばき「みお〜。ハンカチもってる?忘れちゃって…。」
びしょびしょな手をぶらぶらし言ってきた。
私「うん!あるよー!」
私は、カバンからハンカチを出してつばきちゃんに差し出したとき、美玲ちゃんのお母さんが凄く驚いているのが見えた!
つばき「みおの知り合い?」
つばきちゃんは、美玲ちゃん親子の後から来たのでつばきちゃんからは、顔が見えていなかった。
私「お祭りで会ってた、美玲ちゃん親子だよ!」
つばき「美玲…ちゃん…?」
つばきちゃんは、美玲ちゃんの名前を聞いた途端固まった。
美玲「あーーー!つばちゃん!やっと会えたー!!!!」
と美玲ちゃんはつばきちゃんに抱きついた。
つばき「みれ…い?」
美玲ちゃんの顔みて、さらに驚いているつばきちゃん。
そして、美玲ちゃんのお母さんもつばきちゃんの方を向いた。
つばき「れ…い…?」
どつやら、つばきちゃんは美玲ちゃん親子を知っているみたいだ。
そして、美玲ちゃんのお母さんの名前はれいさんって言うらしい。
ん?れい…?れいさん…?って今朝、つばきちゃんが寝言で呼んでた名前だ!
えっ!?この人の事…?
れい「つばき…。やっと、会えた。」
待って、れいさんが探してた人ってつばきちゃんなの?
なんで?どうして…?
あっ!覚えだした!!!
れいさん達を初めて見た時、どっかで見た事あると思ったらつばきちゃんの仕事机に飾ってある写真立ての親子だ!?
ドクンッドクンッ
私の胸の音が大きく音を出した!
つばきちゃんとれいさんは、どんな関係なの?