日曜日月曜日、まどろみ半角英数字
この文章を貴方が読んでいる頃、私はもう眠っているのでしょう。まどろみが忍び寄り、まぶたが重たく感じられます。私は今ベッドの上でスマートフォンをフリックしています。0時17分。月曜日は嫌いです。誰にも会いたくないのです。だだ一人だけでたらたらと暮らしたいのです。しかしそれは叶わぬことなので、それは知っているので、月曜日は嫌いです。
可哀想ですね、月曜日は。一週間の始まりは月曜日ですか、日曜日ですか。それはそのまま、一週間は衛星から始まるのか恒星から始まるのか、という問なのです。それには何か大切な意味があるように思いませんか。1日は太陽が昇って始まり、太陽が沈み月が昇って終わるのですが。
あぁ、もう睡魔がそこまで、そこまで迫っているのです。ぼくは、月曜日に飲み込まれようとしている。眠ってしまったら、もう戻れないような気がするのです。この安寧には二度と、二度と戻れないような気がするのです。だからぼくは、眠りたくないのです。
今日あったことも明日起こることも考えたくはないのです。ただ今だけを今だけを永久に保存しておけたらと思うのですが。
0時26分。もう時間は残されていないようです。最初から逃げられるわけはなかった、それは知っていたのですが、それでも、それでも逃げてしまうことは愚かだと貴方は断罪するでしょうか。そうはしないでしょうね。それは貴方も、貴方も私と同じだからです。0時28分。最後です。これで最後になります。バイバイ。