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知識頼りの異世界生活  作者: 白月 空
魔王城にて
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魔王城攻略前編

 光が消えるとあたり一面が暗くなった。


「来たか」


 あたりを見渡すとあたりが赤く染まった大地にそこに大きな黒い城があった。


「まず入口に行くか」


 海は入口へ向かうと黒い物体が待ち構えていた。

 見るとそれはオオカミのようなでかい獣だった。

 だがその獣は首が3つあった。


「ケルベロスか」


 ケルベロスがこちらに向かってきた。


 だが海は冷静に


「ハチミツ」


 ビンに入ったハチミツを出した。

 するとケルベロスはこちらに見向きもせずにハチミツに向かっていった。


 ケルベロスは甘いものが好きと海は昔読んだ本により知っていた。


 海はケルベロスの横を通り魔王城に入っていった。


「危なかったな、今のは」


 海は、そういうとステータスカードを見た。

 カードには新しい項目が追加されていた。


 

 交渉

(相手の願いを叶えるかわりに相手に自分の要求をできる)


 暗視

(暗い所でも見える)



「これは便利だな。暗視」


 するとあたりが暗かったのがまるで昼間のように明るくなった。


「最後のは取り寄せの発生能力だな」


 一通り確認し奥へすすむと嫌な音が響いてきた。


 見ると何本もの足をうねうねと動かした大きなクモであった。


 海は迷いもせずに言った。


「カフェイン」


 クモの上に液体が現れた。

 するとクモは液体にふれるといきなりフラフラしだした。


 クモにカフェインをかけると中枢神経が刺激され酔っぱらうのだ。


「妹のためいろんな知識にてをだしていたが、まさかこんな所で役に立つとはな」


 海はそそくさとわきを通り過ぎ扉に入るとそこには階段があった。


 海はまたもやステータスカードを見た。

 やはり項目が増えていた。



 スパイダーネット

(切ることが難しい糸を出せる)


 海はあのクモがまた襲ってくるかもしれないと思い扉に向かって


「スパイダーネット」


 すると扉は糸で封鎖された。


「これで安心だな」


 海は先へと進んだ。

 階段をのぼり終えると扉がありそれを開いた。


「よくきたな勇者よ」


 見るとそこには鎧をきた物が立っていた。

 手には兜を持っていて背中に剣を装備していた。

 だが頭がなかった。


「デュラハンか」


「その通り私はデュラハンだ」


 なるほどあたっていたかそれよりも


「いっとくが俺は勇者じゃないからな」


 するとでデュラハンは、驚いていた。

 顔がないのでわからないが驚いたのであろう。


「バカな、なら勇者のつれか?」


「いや俺1人だ」


 デュラハンは笑っていた。

 顔がないので(略)


「貴様1人というのか随分となめられたものだな」


 するとデュラハンは剣を抜いた。


「さぁどこからでもかかってこい」


「じゃあ遠慮なく」


「水 水 水」


 すると津波のような水が海の目の前に現れた


「ちょっ⁉」


 そんなデュラハンの声も届かず大量の水に流されていった。

 そして大量の水が引くとデュラハンは倒れていた。


 海はデュラハンに近づき


「スパイダーネット」


 そしてデュラハンは拘束された。


 気が付いたデュラハンは、


「殺せ」


 だが海は殺さなかった。


「なぜ殺さない」


 海はため息をつき言った。


「俺は憎いやつしか殺さない」


 それだけ言うと海はデュラハンの前を通りまた次の扉へと入っていった。



剣術

(剣に係る能力を習得できる)



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