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知識頼りの異世界生活  作者: 白月 空
始まりは突然に
6/26

少年は何を思う

 海は、裏切られたのだ。

 異世界でゆういつ信じていたものに

 もう何がなんだかわからなかった。


 そして何も信じられなくなった海は


 壊れた


「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ‼」


 それは絶叫にも聞こえるおたけびだった。

 そして頭には、死にたくないという生存本能だけだった。


 海は、近くの岩壁に殴りかかった。

 だがびくともしない。

 それでも殴るのをやめなかった。


 海の手は、血が流れていた。

 だがそれでも岩壁は、崩れなかった。


「くそぉぉぉぉぉぉぉ‼」


 そして海は、血が足りずその場に倒れた。


 そして海は、世界を憎んだ。

 なぜ俺ばっかりこうなるのか

 妹を助けるために異世界にいき

 異世界では、化物扱い

 少女を助けるために自分を犠牲にした。

 なのになんで今もこんなことになってるんだ。

 死にたくない死にたくない死にたくない

 それだけが今の彼の全てだ。


 そしてポケットからステータスカードがおちた。


「そう言えばこいつが、化物扱いされた原因なんだよな」


 海は、ステータスカードを破ろうとすると見覚えのない能力が書かれていた。


「取引?」


 すると説明が、頭の中に浮かんだ。


(代価のかわりにランダムで何かを得る)


 なるほどこれが解析の能力か


 解析は、対象の説明を出すパッシブ能力らしい

 取引は、言葉の通りだろう


 これは、使える。


 そう判断した海は、取引を使用した。


『代価を提示下さい』


 頭の中に響いてきた。

 彼は迷うこともなく選択した。


「知力強化だ」


 そうルナからもらった能力だ。


 だが今の彼には憎悪の対象でしかない。


『力は、ランダムです。よろしいですか?』


「あぁ」


 そしてまばゆい光がステータスカードからはなたれた。

 光がおさまりステータスカードを見る

 知力強化が消えたが知力はさがっていなかった。


 だが新しい項目が出てきた。



 知識の具現化

(自分の知っている物や現象を具現化する)


 説明ではこう書かれていた。

 

 さっそく使ってみた。


「包帯」


 すると目の前に包帯が現れた。

 その包帯を使って手の血を止めた。


 だが確認のためもう一度


「包帯」


 すると同じように包帯が現れた。

 同じ物が重複していても呼び出せるのか


 確認を終わり希望は見えてきた。


「さて反撃開始と行きますか」


 

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