自己紹介
「それじゃあ、みんな自己紹介しようか」
俺たちが食事を終えるとユアは突然言い出した。
「まずは私、現魔王のユア」
「次に魔王補佐けん第6階層ボス、ルナよ」
ルナって意外に高い位なんだと海は内心で関心していた。
次にメイド姉妹が続けた。
「あなたには前に言ったけどここでもう一度言いいます」
「第4階層ボス、メアです」
「同じくメイです」
するとルナが信じられないことを口にした。
「この2人は、元勇者なのよ」
「なっ⁉」
海は他にも勇者だったやつを仲間にしていたなんてと驚いていた。
ルナはそれに跡付けてで説明する。
「前は勇者として活躍していたんだけどある日失敗して国から追い出されたのよ。だけどユアが引き取ったおかげで今ここにいるってわけね」
俺もそんな境遇にあったことがあるからわかるが、相当きつかったんだろうなと思った。
重くなった雰囲気を壊そうと次の紹介に移った。
次は魔法使いの女がするらしい
「私は第3階層ボス、オズよ。決しておばさんではないからね」
するとこっちをにらんできた。
物凄く怖い
「あんときは注意を一点に集めたかったんだすまなかったな」
海は頭をかきながら謝罪した。
本心で言ってないことがわかると安心して笑顔に変わって次に移った。
「第2階層ボス、デュラハンだ」
次はあの金髪ロリか
「あたいは第1階層ボス、クウだ。あんたはあたいより下ってわけさ」
クウはそういうと堂々と仁王立ちした。
相変わらずえらそうだな。
「そう言えば門の所にいたケルベロスは、お前より階級したなのか?」
するとクウはとくいそうに言った。
「あたいより下さ、頭のそれぞれの名前もあたいがつけたんだぞ」
「ちなみにどんな」
「右からケルとベロとスウだ」
「まんまじゃねぇか!」
海は肩をがっくりとおとした。
するとみんながこちらを見ている。
あぁ俺もしろってか
「月影海16歳だ」
するとメアが突然言い出した。
「あら私達と同い年なんですね」
私達とはメイのことだろう、年同じなんだ。
ユアは終わったと確信したので
「さてそれじゃあこれでお開きにしましょう」
するとユア以外の全員がみんな下の階に帰って行った。
「さてあなたの場所どうしましょうか?」
「その事なんだがここらへんの土地って自由に使っていいのか?」
「えぇ城の外なら使ってもらって構わないよ」
「そうかなら俺はしばらく外にいると思うから用事があったら外に来てくれ」
「わかった」
海は城の窓から外に飛び降りた。
その事に驚いたユアの顔がとても面白かった。
地面に降りたあと門に向かうとケルベロスがいた。
ケルベロスはこちらを見つけるとじゃれてきた。
「どうした? そんなにさっきのやつが気に入ったのか?」
ケルベロスはうなずいた。
「ハチミツ」
手にハチミツのビンが出現しケルベロスにそれを与えた。
ケルベロスはうれしそうにハチミツを食べた。
これを見ると某ハチミツ好きのクマを思い出す。
海は門を抜けて城の横に移動した。
「ここらへんでいいかな」
腕を前に出し。
「鉄鉱石」
腕輪から鉱石が出てきた。
「俺の世界でもあるような物があるんだな」
そう思いながら作業を始めた。
「錬金、家」
すると鉄だけでできた家が完成した。
海は中に入ると何もないが二階建てでそのうえ魔王城ほどでもないが部屋がたくさんあった。
キッチンや洗面所があったが水は出ないようだ。
あとからわかったのだが家の後ろに水や火を使うの水とガスを貯めるところがあった。
そして数ある部屋の中から海は一階の端の部屋を選んだ。
その部屋は狭すぎず広すぎずの部屋だったのでそこを選んだ。
なかは何もないのでとりあえず海は
「ベット」
すると何もない部屋にふかふかのベットを呼び出した。
海はベットに倒れこんだ。
「今日は疲れた」
そして海は眠ってしまった。




